NPO団体「にこにこ劇場こうべママ」が主催するイベント「あわてんぼうのこうべママ2010 ちょっと早めのジングルベル」が12月17日、神戸・北野の「ラインの館」(神戸市中央区北野町2、TEL 078-222-3403)で開催された。
未就学児童とその母親のために企画された同イベント。当日は、事前にチラシや同NPOホームページを見て応募した親子約20組が参加。サンタクロースの衣装を着た子どもも参加する中、ハンドベルを使った演奏や、紙芝居や人形劇、クリスマスソングの合唱などが行われた。
子どもたちは、人形劇で同NPOメンバー手作りのセットを興味深げにのぞき込んだり、最後に参加者全員で「ジングルベル」を歌ったりするなど、楽しんだ様子を見せた。終盤、クリスマスプレゼントとして同NPOメンバーが子どもたちにドーナツを配ると、あちこちで「ありがとう」とプレゼントを受け取り、うれしそうにほほ笑む愛らしい姿が見られた。
今夏から計画していたという同イベント。当日の同NPO出演メンバーはソプラノ歌手など多彩で、神戸北野の地に本格的な歌声が響いた。長男と参加していた女性は「家では長時間二人きりなので、ほかの子と関わったり、こういったイベントに参加できるのか不安だった。いざ参加してみると劇を見て笑ったり、歌が終わると拍手もできたりして子どもの成長を知るいい機会になった」と笑顔見せた。
同NPO代表の國本ひろみさんは「NPOメンバーはみんなお母さん。子育てをしている中で、『こんなイベントあったらいいな』『どこかでやっていないかな』という思いを自分たちで形にしている」と話す。「全員が家庭を持っているので、無理しすぎず長く続けていけたら。今後もさまざまなイベントを開いていきたい」と意欲をみせる。