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神戸の「ザックバランな古本屋・トンカ書店」、ギャラリー設置から丸5年

現在、ギャラリースペースでは「向こうの犬」展を開催している(今月30日まで)

現在、ギャラリースペースでは「向こうの犬」展を開催している(今月30日まで)

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 神戸・トアウエストにある「ザックバランな古本屋・トンカ書店」(神戸市中央区下山手通3、TEL 078-333-4720)の店内にギャラリーが設置されてから、1月で5年が過ぎた。

店内には古書約3,000冊と雑貨小物などが並ぶ

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 本好きのオーナー頓花(とんか)恵さんの名字から名付けられた同店は、新旧問わず幅広いジャンルの古書を扱う古書店で、店内には古書約3,000冊と雑貨小物などが並ぶ。昭和30年代のコミックソングが流れる店内には、ソファでくつろぎながらお茶を飲める小さな喫茶コーナーも設け、その壁面3面はギャラリースペースになっている。

 開店したのは2005年12月20日。その翌年1月、関西の下町を中心に「市場」「大衆喫茶」「関西大震災」など変ぼうする街をテーマに撮影を続けている写真家・永田收(おさむ)さんが同店を取材するカメラマンとして来店。その際の永田さんの提案からギャラリーが生まれた。「ギャラリーと呼ぶには申し訳ないほどのスペースだが、今では1年先まで予定が入るほどになった」と頓花さん。

 「展示する作品のジャンルなどにこだわりは特になく、アマチュアからプロの方まで幅広く利用していただいている」。現在、現役の看護師がベランダから隣のビルの屋上に住む白い犬を撮影した記録写真を展示する「向こうの犬」展を開催している(今月30日まで)。「皆さんが面白いテーマで作品展を開催してくれるので、毎回楽しみにしている。お客さまの方がこの店の雰囲気に合うものをよく知っているかも(笑)」と笑顔を見せる。

 営業時間は12時30分~20時。

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