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神戸南京町で旧正月祝う春節祭-孫悟空との記念撮影も

「西遊記」の孫悟空・猪八戒・沙悟浄・三蔵法師と記念撮影ができる

「西遊記」の孫悟空・猪八戒・沙悟浄・三蔵法師と記念撮影ができる

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 旧暦の正月を祝う「春節祭」が2月3日、神戸南京町(神戸市中央区栄町通1)で始まる。

今月30日のプレイベントでは、全長47メートルの金龍「龍龍(ロンロン)」が演舞を披露

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 毎年30~40万人を動員する同イベントは、1997年に神戸市の地域無形民族文化財に指定された南京町のメーンイベント。旧暦で節句を祝う中国では旧暦の正月を「春節」として盛大に祝う。この時期の中国は爆竹が鳴り響き、祝い事には欠かせない龍や獅子が舞い踊り、大いににぎわいをみせる。神戸南京町でも旧暦の正月に合わせ、1987(昭和62)年から「春節」をアレンジした「春節祭」として開催が始まり、今回で25年目23回(阪神・淡路大震災の年から2回は中止)を数える。

 旧暦の元日から2月6日までの期間中は、新年を祝い商売繁栄を祈る伝統行事をはじめ、さまざまなイベントを開催。中国雑技団による「雑技」では、野外ステージでは初となる「綱渡り」のパフォーマンスを行う。そのほか、商売繁盛の神様としても信仰される三国志の英雄「関聖帝君」の祭壇への参拝には、おなじみ「西遊記」の孫悟空・猪八戒・沙悟浄・三蔵法師が指南し、記念撮影にも応じる。今年から、南京町の各入口にある「長安門」「西安門」「海榮門(南桜門)」には、春節の風習の一つとして赤い紙に各種縁起の良い対句が書かれた「春聯(シュンレン)」も貼る。

 海榮門前では、毎年好評の「ポチ袋くじ」(200円)を毎日販売。各日、香港や上海への旅行を特賞として用意する。同組合担当者は「昨年は8日間発売したが今年は4日間だけ。当りくじの本数は変わらないので当選する確率が高い。ぜひチャレンジしてほしい」と話す。

 今月30日は、イベントに先駆けてプレイベントが開催され、大丸神戸店(明石町)北側道路で全長47メートルの金龍「龍龍(ロンロン)」と全長25メートルの「美龍(メイロン)」の演舞を披露。三宮・元町エリアでは龍のパレードも行う。夜には「夜行龍」も登場する。

 開催日は、プレイベント=1月30日、本イベント=2月3日~6日。

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