北野工房のまち(神戸市中央区中山手通3、TEL 078-200-3607)が7月でオープン10周年を迎えた。
同社は閉校になった旧北野小学校を再整備した施設で、震災以降伸び悩む観光客の誘致や情報発信による地場産業の活性化、地域コミュニティー育成などを目指し、1998年7月にオープンした。オープンからの10年間で全国から800万人を超える人が訪れたという。
昭和6年建築のレトロで異国情緒が感じられる校舎には、お菓子や工芸品など21の工房が入居。「神戸ブランドに出会う体験型工房」をコンセプトに、職人が熟練した技を披露している。来館者が菓子やとんぼ玉など多くの製作を体験できる工房の講座は修学旅行生など団体客の利用も多い。
事務局長の田口雄三さんは「10年で7工房が入れ替わり、神戸に来られる旅行者の旅行スタイルも年々変化しているが、変わらず神戸の良さを発信し続けていきたい」と話す。
開館時間は10時~18時。休館日は第3火曜日(祝日と重なる場合は翌日に振り替え)と年末年始(12月29日~1月3日)。入館無料。