神戸市の企業・団体が次々と東北地方太平洋沖地震の被災地への支援を表明している。
そごう神戸店(神戸市中央区小野柄通8)は3月12日、同店内4カ所に義援金箱を設置。大丸神戸店(明石町)も同日、店内に義援金箱を設置し、集まった募金は日本赤十字社を通して支援に充てるという。いずれも今月31日まで。
アシックス(港島中町7)は義援金として2,000万円の拠出を発表。被災者らへのスポーツウエアやシューズなど物資の追加支援も行う。川崎重工業(東川崎町1)も同日、義援金1億円を贈るとともに、復興のための支援物資(川崎重工製モーターサイクルを30台、KCM製ホイールローダ5台、アーステクニカ製破砕機・コンクリートがら破砕処理用3機の総額1億円相当)、総額2億円相当の寄贈を発表した。
神戸メリケンパークオリエンタルホテル(波止場町5)は館内に義援金箱を設置。集まった募金は日本赤十字社を通して支援に充てられるという。また、被災で亡くなった方と被災者らに対する哀悼の意を表すため、外壁照明の点灯も当面の間中止する。
ネスレ日本(御幸通7)は被災地へ50万人分のミネラルウオーターやチョコレートなどを提供すると発表。ペットフードも提供する。フェリシモ(浪花町)はウェブサイトの受注フォームによる義援金窓口を開いた。1口500円と1,000円から選択し口数を入力する。5月31日まで。同社は、今月21日に予定していたイベント「JAL出前講座『そらいく』」の延期も決めた。(延期日程については未定)
「阪神・淡路大震災記念 人と防災未来センター」(脇浜海岸通1)は14日~17日、災害にかかる支援調査などを目的として、被災地へ同センター職員3人を派遣している。
南京町商店街振興組合(栄町通1)は3月20日・21日・27日に開催されるイベント「興隆春風祭」で義援金の募金を呼びかける。集まった義援金は神戸市役所を通して支援に役立てられる。