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神戸の「ぴらにやカフェ」が1周年-アートの発信基地として

カフェ経営の傍ら音楽活動や執筆活動を行う店長の中野竜志さん

カフェ経営の傍ら音楽活動や執筆活動を行う店長の中野竜志さん

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 神戸・阪急春日野道駅近くにあるカフェ兼ギャラリー「ぴらにやカフェ」(神戸市中央区東雲通2、TEL 090-3711-5637)が8月1日、移転リニューアルから1周年を迎えた。

委託販売の雑貨小物などが並ぶ店内

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 「ポップ・キッチュ・コミカル・愉快」などをコンセプトとする同店。店主の中野竜志さんはカフェ経営の傍ら音楽活動や執筆活動を行うアーティスト。「あふれでるアイデアを消費するための自分の基地」「アーティストたちの発表の場」として同店を開いた。

 店舗面積は11坪で、席数は、テーブル=12席、カウンター=2席。白を基調とした店内には委託販売の雑貨小物などを並べ、強そうなイメージの店名とはほど遠い「女の子の好む空間」を演出。壁面は2週間単位でアーティストに無料で貸し出し、設定されたテーマで内装を替える。昨年10月からスタートした写真展、絵画展、ワークショップなども通算20回を超える。

 人気メニューは、3種類の「ブレンドコーヒー」(クッキー付き、各350円)、「ベイビーロリポップ(別名=キュートなお姫さま専用ドリンク)」(450円)、「タイ国際航空の機内で出てくる味を再現した」という「オレンジジュース」(350円)、常時5~6種類取りそろえる「焼きパイ」(各280円)、「特製カレーライス」「チキンオムライス」(以上600円)、「しば漬けチャーハン」(500円)など。夏季限定の「ぴらにやかき氷スペシャル2011」(500円)も用意する。

 週末には、ブログやツイッターなどインターネットで同店を知ったという20~30代の女性が遠方から来店するという。地元常連客のイケダヨシカズさん(50代男性)は「オープン当初から通っているが、ここで開催されるイベントは男性から見ても『けったい(=変わっていて)』で面白い。店主の人柄に引かれて不思議な人たちが集まってくる。今後も奇抜なイベントを期待している」と話す。

 1年を振り返り、中野さんは「比較的順調にここまでやってきた。女性客が多いので女性特有の知識や雑貨の知識が増えた(笑)」と話す。「8月からは複数のアーティストによる雑貨・書籍・CDなどの委託販売も開始し交流会を定期的に行う。作家同士の交流の場となり、アートの発信基地として活用いただければ」とも。

 営業時間は12時~20時(夏季は21時まで)。月曜定休(祝日・振替休日の場合はその翌日)。

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