神戸の「北野工房のまち」(神戸市中央区中山手通3)3階講堂と非公開異人館「キャセリンハウス」(山本通3)で8月9日、マイケル・ジャクソンさんのゆかりの品を集めた遺品展「MJ46 JAPANTOUR 2011 Keep on Loving produced by PRINCESS TENKO」が始まった。
一周忌オークションやイリュージョニスト・プリンセス天功さんのコレクションを中心に、マイケルさんのゆかりの品を集めた関西初開催の同展。生前マイケルさんと親交があった天功さんが「家族愛、兄弟愛、人類愛、さまざまな愛のあふれる展示会にしたい」という思いで展示する約100点のコレクションを選んだ。
イベント名の「MJ46」は、国内で初めて遺品展を開催した際にアメリカから持ち込まれたアイテム数46にちなんで付けられたという。
会場には、亡くなる前日にCDカタログの裏表紙に書いた最期のサインをはじめ、世界初公開の化粧品やサングラス、サイドに無数のステッカーが貼られた大きな衣装ケースなど実際に使用していたアイテムが並び、「ジャクソン5」時代の未公開インタビューなどの音声も公開する。マイケルさんが個人的に所有していた「Ed Hardy(エド・ハーディー)」による宝石でブルドッグをあしらったアイフォン・カバーも展示。
初日には、第1会場となる「北野工房のまち」でオープニングセレモニーが行われ、天功さんが来場。神戸での開催理由について、「(マイケルさんが)実は神戸にはお忍びでいらっしゃっていた。ネバーランドを神戸に作りたいという思いを持っていた」と明かした。第2会場となった「キャセリンハウス」について「マイケルのお母さまの名前が同じ『キャセリン』で運命的なものを感じる」とも。両会場には、天功さんが描いたマイケルさんの肖像画数点も展示する。
開催時間は10時~18時(最終日は17時閉場)。休館日は8月16日。入場料は、一般=1,800円、小校生以下無料。入場料のうち100円を東日本大震災の義援金として寄付する。今月21日まで。