美しい海とウミガメを守る-ホテルのチャリティーツリーに300人協力

チャリティーツリーの横にはぬいぐるみのウミガメ

チャリティーツリーの横にはぬいぐるみのウミガメ

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 神戸メリケンパークオリエンタルホテル(神戸市中央区波止場町、TEL 078-325-8111)3階ロビーに設置された「美しい海とウミガメを守るため」のチャリティーツリーが話題を呼んでいる。

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 近年ウミガメ類の生息数は環境の悪化に伴い著しく減少していると言われ、神戸でも一昨年から神戸空港島内の人口海水池で傷ついたウミガメを保護し元気になってから外洋に放流するという取り組みがNPO法人日本ウミガメ協議会と神戸市の連携によって行われている。同ホテルでは、「このような活動を多くの人に知っていただき、ウミガメが元気に泳ぐ美しい海を守りたい」との思いから、チャリティーツリーの設置を決めたという。

 募金を行った参加者は、自身の手でスチール製のチャリティーツリーにリボンを結ぶ。リボンの色は水色、青色、紺色の3色で、参加者の数が多いほどツリーが「美しい海をイメージさせる」(同社)色に染まっていくというもの。

 同ホテル広報室の大岩祥子さんは「チャリティーツリーにリボンを結んでいただくことが、美しい海の大切さやウミガメが住みやすい環境作りについて考えていただくきっかけになれば」と話す。「昨年11月14日の設置から約300本のリボンがツリーを飾っている。クリスマスやお正月にはお子様連れの方にも参加いただき、たくさんのお客様に興味を持っていただけてうれしい」とも。

 また、海辺で産卵中や傷ついたウミガメを発見した際に日本ウミガメ協議会に連絡することを目的として作られた「カメシール」も同ホテルで配布しているが、用意した約600枚のシールが年末でなくなった。

 募金はNPO法人日本ウミガメ協議会に全額寄付される。設置は今月12日まで。

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