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神戸・みなと元町のコーヒー焙煎所が1周年 コーヒーを通じて地域密着

「Lima coffee(リマコーヒー)」店主の橋本潤也さん

「Lima coffee(リマコーヒー)」店主の橋本潤也さん

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 神戸・みなと元町駅近くにあるコーヒー豆の販売・自家焙煎(ばいせん)の店「Lima coffee(リマコーヒー)」(神戸市中央区元町通3、TEL 078-335-6308)が10月17日、1周年を迎えた。

「Lima coffee」ドリップパック

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 店舗面積は5坪。カーキ色の外観と木目・ブロック・白を基調にした店内は、気軽に立ち寄れるようアウトドアに特化した「男っぽい内装」に仕上げた。

 「Lima(リマ)」とはインドネシア語で「5」を意味する。店名はコーヒーの味を表現する香り・コク・甘み・苦味・酸味という要素を表し、「人の五感を刺激する特別なコーヒー豆として、お客さまの暮らしがより楽しく豊かになるように」という願いを込めて命名した。

 シングルオリジン、スペシャルティコーヒー豆の販売、サイホンで抽出したコーヒーのテークアウト、コーヒー器具やギフト商品の販売、ウェブ通販を行う。催事販売などにも積極的に参加するほか、明石の老舗洋菓子店「くるみや」と同店のコーヒー豆を使った「コーヒーゼリー」や、神戸を舞台にした映画「繕い裁つ人」を記念したオリジナルドリップバッグなどのコラボ商品にも力を入れる。

 「産地にこだわり、農園まで分かるコーヒー豆を提供したい」「人と人とのつながり、距離感を大切にしたい」と語る店主の橋本潤也さん。もともと貿易事業を始めるためにコーヒーショップを開いたが、コーヒー豆の栽培から顧客の口に入るところまでに携わりたいとインドネシアにある大学の農学部教授を招いて、農園に最適な場所や栽培法などを教わったという。いずれはインドネシアでコーヒー農園を持ちたいとも。

 商品は、「Limaハウスブレンド」(100グラム=550円)、小農家から集めた「マンデリン」「ブルーリントン」「グァテマラミラドール」、ブラジル政府公認の「ブラジルサンタアリーナ」、天日で干した「エチオピアイルガチャフィ」(以上100グラム=580円)など。サイホンで抽出したブレンドコーヒー(300円)、カフェオレ(330円)、マンデリン、グァテマラ(以上370円)、フレーバーミルクコーヒー塩キャラメル(350円)などのテークアウト商品(全てSサイズ)も取りそろえる。

 橋本さんは「いろいろな出会いがあり、地域に密着できた楽しい1年だった。今後もコーヒーを通じて人とのつながりを大切にしていきたい」と笑顔で話す。

 10月23日から始まる周辺飲食店が参加するイベント「もとまち笑食い(わっしょい)week」に参加しており、1日限定10人にドリップパックを進呈する。31日まで。

 営業時間は9時~18時。水曜定休。

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