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神戸・三宮に私設図書館・音楽図書室 音楽家が開設

「音楽室:フォノテーク」の安井麻人さん(右)と「スペースドッグ!レコード」の河原タクさん(左)

「音楽室:フォノテーク」の安井麻人さん(右)と「スペースドッグ!レコード」の河原タクさん(左)

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 神戸・三宮のモトミヤビル(神戸市中央区旭通3)3階に6月1日、私設図書館・音楽図書室「salle de musique: Phonotheque(音楽室:フォノテーク)」がオープンする。

壁面には書籍などを敷き詰める

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 施設面積は33平方メートル。壁面には書籍を敷き詰め、ビンテージの電子楽器(シンセサイザー)などを並べるほか、ミニステージ、DJブースなども設ける。

 音楽家の安井麻人さんを中心とする有志によって開設された同施設。安井さんは「手元の書籍やレコードを処分するくらいなら、一般に公開して活用したい方に提供しようと思った」ときっかけを明かす。

 今後は、会員制図書室・私設文庫を開くほか、マネジメントなど純粋音楽(芸術)家や研究者の支援、イベント企画、レーベル運営、海外アーティストの招聘(しょうへい)などを行い、「それぞれの活動を記録・保存していくことから神戸の文化に貢献したい」という。

 安井さんは「音楽家や芸術家だけでなく、同好の音楽・アートファンも行き来し合えるサロンのような場になれば」と話す。「2階には、世界水準で活動するミュージックサロン『スペースドッグ!レコード』もあり、単独で神戸の音楽を盛り上げるよりも、『音楽』をキーワードに全く方向性の異なる2つの組織が違った視点・立場で刺激し合うことで、最終的には神戸の音楽の発展につなげていきたい」とも。

 今月30日には、「スペースドッグ!レコード」との合同企画「ミュージック・ステーション“モトミヤビル”プレオープニング・パーティー」(19時~22時、入場無料・ドリンク・フード代別途必要)を開催する。

 開館時間は13時~21時。

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