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神戸・元町のスペシャルティコーヒー専門店が3周年 飲む日常から国際貢献を

コーヒー専門店「ROUND POINT CAFE(ラウンドポイントカフェ)」代表の梅谷周平さん

コーヒー専門店「ROUND POINT CAFE(ラウンドポイントカフェ)」代表の梅谷周平さん

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 神戸・みなと元町駅近くのスペシャルティコーヒー専門店「ROUND POINT CAFE(ラウンドポイントカフェ)」(神戸市中央区栄町通4、TEL 078-599-9474)が4月19日、3周年を迎えた。

コーヒーを用意する梅谷周平さん

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 2階建ての店舗面積は73.5平方メートル。1階=テーブル8席、カウンター2席、テラス2席、2階=テーブル18席を用意。店内は白と木目を基調とし、柔らかい雰囲気に仕上げた。1階は、グループでの作業場や来店客同士のコミュニケーションの場になるように大型テーブルを設置。2階は、個人の時間を過ごしやすいようにテーブルを分散して配置した。

 常時6~8種類のコーヒー豆を用意。4種類の抽出方法で1杯370円から提供している。モーニング、ランチ、カフェ、ディナーなどの時間帯に合わせたフードメニューも用意する。

 「昔のコーヒーハウスがアカデミックな場所であったように、新しい発想やアクションが生まれる場所になれば」と同店代表の梅谷周平さん。店内には、Wi-Fi環境や電源も提供しており、フリーランスの仕事場や学生が論文を執筆する場としても活用されているという。神戸で活動する若手アーティストも応援し、店内でさまざまなジャンルの展覧会を開催している。

 コーヒーを選ぶときのキーワードは「おいしさとともに社会貢献やサステイナブル」で、学生時代から「将来的にはアフリカへのソーシャルビジネスを取り組みたい」という思いがあった梅谷さん。コーヒーは主に発展途上国で生産されているため、川上の農園から川下のコーヒーショップまでのトレーサビリティが担保されている、途上国にある農園・農協のコーヒーを取り扱うことによって国際貢献につながり、「コーヒーを飲むという日常の中で生産国(途上国)について考えるきっかけを提供していきたい」と話す。

 昨年の春からは、コーヒー豆の売り上げの一部で途上国の起業家向け融資を行うオンラインマイクロファイナンスシステム「KIVA(キヴァ)」などにも取り組んでいる。

 梅谷さんは「コーヒーを情報発信ツールとして、少しでも多くの方が途上国に関心を持っていただくきっかけになれば。少しずつアフリカにフォーカスしていき、現地のニーズと日本での技術をマッチングさせ、課題解決のプログラムをスタートできればと考えている」と話す。「今後は、国際貢献に取り組まれている神戸の企業とも連携するなどして活動の幅を広げていきたい」とも。

 営業時間は7時~21時(土曜・日曜・祝日は10時~)。月曜定休。

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