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神戸の鉄道カフェ&カレー専門店が1周年 ジオラマにプロジェクションマッピングも

野菜を山、カレーを海に見立て、トンネルに挟まれた新神戸駅に止まっているドクターイエローを表現した1周年特別メニュー「新神戸」を持つ店長兼シェフの佐々木麻美さん

野菜を山、カレーを海に見立て、トンネルに挟まれた新神戸駅に止まっているドクターイエローを表現した1周年特別メニュー「新神戸」を持つ店長兼シェフの佐々木麻美さん

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 神戸・神若通5丁目にある鉄道カフェ&カレー専門店「鐵道カフェ&カレー」(神戸市中央区神若通5、TEL 078-862-6900)が5月27日、1周年を迎える。

鉄道ジオラマにプロジェクションマッピング

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 古民家を改装したという店内中央には鉄道ジオラマを配置。白を基調とした土足厳禁の店内は、ジオラマを間近に眺めることができるカウンター4席と子連れ客が来店しやすいように大人2人、子ども1人が座れるソファ席を用意する。店名は、「金を失わない」という験担ぎで「鉄」ではなく旧字体の「鐵」を使ったという。

 ジオラマを走る鉄道模型は、「エヴァンゲリオン新幹線(山陽新幹線500系こだま)」「TGV Duplex(フランス)」「阪急9300系(京都線)」「CB-Q Silver Streak(アメリカ)」「トーマス&アニー&クララベル(きかんしゃトーマス)」など12種類。ジオラマ背景にはプロジェクションマッピングを採用し、紅葉や桜など季節によって風景が変わる。駅のホーム、鉄橋、トンネルの出入り口などの「撮り鉄目線」にファイバースコープカメラを設け、映像を4台のウルトラワイドモニター(29インチ)で放映。本物の鉄道が走っているかのようなリアルな映像を楽しむことができる。

 「実は鉄道ジオラマは『おまけ』でカレーが店のメイン」と明かす店長兼シェフの佐々木麻美さん。ネパールから直輸入したオーガニックスパイスを使ったカレーや神戸市西区にある有機栽培農家の野菜を使った本格的な料理を提供する。不定期で変わる「或るカレー」は、「オーガニックカレー(現在は南インド風アジのカレー)」(1,100円)、「ベジタブルカレー(現在は豆コロッケとヨーグルトのカレー)」(870円)。レギュラーメニューは、「バターチキンカレー」(870円)、「米粉カレー」(870円)、名物の「ドクターイエローカレー」(670円~)など。

 夏季限定メニュー(8月中旬まで)は、「アジの冷やしカレー」(温冷合掛け=1,300円、単品=1,100円)を用意。すべてのカレーに200円追加で、野菜を山、カレーを海に見立て、トンネルに挟まれた新神戸駅に止まっているドクターイエローを表現した1周年特別メニュー「新神戸」(無くなり次第終了)も提供する。

 佐々木店長は「鉄道模型店のレンタルレイアウト(時間貸し線路)を見ていて、子どもは楽しんでいても保護者の方が退屈そうにしていたのが気になった。親子で鉄道ジオラマも楽しめる店を作ろうと思った」とオープンのきっかけを話す。「鉄道カフェの料理は期待できないというイメージがお客さまにあることも知り、飲食店である以上、本格的な料理を提供したかった。おかげさまで、カレー目当てで来てくださる女性のお客さまも増えた」とも。

 営業時間は11時~19時。月曜定休(鉄道ジオラマのメンテナンス休有り)。

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