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神戸で映画「望郷」先行上映 大東駿介さんと菊地健雄監督が舞台あいさつ

元町映画館の前で記念撮影する大東駿介さん、菊地健雄監督、元町映画館スタッフら

元町映画館の前で記念撮影する大東駿介さん、菊地健雄監督、元町映画館スタッフら

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 神戸・元町商店街4丁目のミニシアター「元町映画館」(神戸市中央区元町通4、TEL 078-366-2636)で9月30日、映画「望郷」の先行上映が行われ、主演の大東駿介さんと菊地健雄監督が舞台あいさつを行った。

大東駿介さんと菊地健雄監督による舞台あいさつの様子

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 同作品は、広島・因島出身で淡路島在住の人気ミステリー作家・湊かなえさんによる短編連作を原作に、瀬戸内海に浮かぶ島で生まれ育った2組の親子が織りなす感動ミステリー。全編、因島を中心とする瀬戸内地方で撮影された。主演は、貫地谷しほりさん、大東駿介さん、木村多江さん、緒形直人さん、森岡龍さん、浜野謙太さんなど。

 9月16日、東京・新宿武蔵野館を皮切りに全国公開中で、同館では10月7日より公開。公開に先駆けて同館で行われた舞台あいさつ付き先行上映にはチケット販売前から長い行列ができ、即完売した。上映終了後、観客が大きな拍手で迎える中、大東さんと菊地監督が登場。神戸での舞台あいさつが初めてという大東さんは劇場全体を見渡し、「ここは本当に良い劇場。スクリーンの前に立つのが申し訳ない」と笑顔で話した。

 関西には前日入りしたという菊地監督と大東さん。有馬温泉で同じ部屋に宿泊し、温泉につかって談議したことなどを明かした。トーク中も互いを褒め合う場面も多々あり、同作を通じて信頼関係が生まれたことがうかがえる場面も。これまでの現場ホテルでも、好きな映画の話で夜通し盛り上がることがあったという。

 大東さんは「原作と台本を読んだ時、無意識のうちに自分の故郷や父親との関係を考えていた。今まで31年間、真正面から向き合ったことがなかったと感じて、まずは自分自身の故郷や家族と向き合うことがこの作品の始まりだと思った。この作品がきっかけで初めて父親のことを理解できた。まさに(自分が演じた)航と同じ気持ちになった」と話す。

 料金は、一般=1,700円、学生=1,000円、シニア=1,100円。同館での上映は10月20日まで。

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