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大丸神戸店に森永製菓のコンセプトショップ「TAICHIRO MORINAGA」 初の常設店

森永製菓のコンセプトショップ「TAICHIRO MORINAGA(たいちろう もりなが)」初の常設店

森永製菓のコンセプトショップ「TAICHIRO MORINAGA(たいちろう もりなが)」初の常設店

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 大丸神戸店(神戸市中央区明石町)地下1階に11月22日、森永製菓が常設コンセプトショップ「TAICHIRO MORINAGA(たいちろう もりなが)」(TEL 078-331-6613)をオープンした。

「ハイクラウン」

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 1899(明治32)年に森永太一郎が創業し、キャラメルなどの菓子を日本で初めて製造販売した森永製菓。コンセプトショップは、「未知なる驚き」を体験した明治時代の人たちと同じように、110余年かけて磨き上げた菓子づくりの技術で、「美しい、見事だ、趣がある、心がひかれる」という「をかし」な体験を新たな驚きと共に届けたいと昨年1月に期間限定ショップとして立ち上げた。常設店設置は今回が初めて。

 開港以来、外国人の活動拠点として栄えたことから、洋菓子の歴史にも影響を与えた有名菓子店や老舗が数多く、スイーツの激戦地である神戸。「品質、味づくりをより一層問われる神戸だからこそ、森永製菓ならではの技術の粋を集め、選び抜いたスイーツを届けたい」と創業当時から製造する「キャラメル」の濃厚な味わいを楽しめる焼き菓子「キャラメルバウム」や、これまでのチョコレート作りで磨き上げた技術の結集という「ハイクラウン」など、原料を吟味し110余年の伝統と最新の技術を使って、「口どけ、風味、味わい」にこだわる商品を提供する。

 オープン直後には多くの客が立ち寄り、初登場の「キャラメルバウム」は正午を待たずして売り切れた。現在1日30個の数量限定で販売しており、年配客が「ハイクラウン」を懐かしむ様子も見られた。

 同社執行役員の大橋啓祐さんは「常設店ができたことで年間を通じてお客さまとの接点を持つことができる。その第1号として、伝統・格式ある洋菓子店が並ぶこの神戸で出店できたことは大きい。他社でも高級ラインのブランドを展開しているところはあるが、商品価値だけでなく、創業者森永太一郎の『お菓子を通じて、新しい食体験を提供する』というメッセージを感じられるブランドを目指したい」と話す。「多店舗展開をして売り上げを拡大していくことは未定。お客さまもいろいろな手段で情報を収集されている。『どこででも買える』という価値ではなく『ここでしか味わえない』体験価値を提供していきたい」とも。

 営業時間は10時~20時。

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