神戸らんぷミュージアムでデコパージュ作品展-体験教室も企画

展示されるデコパージュ作品

展示されるデコパージュ作品

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 神戸らんぷミュージアム(神戸市中央区京町、TEL 078-333-5310)で10月7日、企画展「only one デコパージュ展 癒しの彩」が始まった。

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 同展は、ランプやガラス製の置物、木でできた重箱などを元に製作されたデコパージュ作品を展示するもの。出展はアトリエ・ヌーボー(灘区)の10人で、黒箔を使用した「和」イメージの作品、ラインストーンを散りばめた「洋」イメージの作品など約60点の作品を展示する。

 「デコパージュ」の言葉は「デコ(デコレーション)」と「パージュ(ページ)」が合わさってできた言葉で、17世紀の初めイタリア・ベニスの家具職人が日本の漆器に憧れ、模倣することから生まれた。ヨーロッパ各国の上流階級の貴婦人の中でブームになった経緯から金箔を使用した豪華な作品も多く、その後アメリカ大陸に渡り工芸技法も多種多様となって約30年前、日本へ伝わった。

 木材をベースにカットした図柄を貼りこみ、ニスを塗り重ねる伝統的な本来のデコパージュの技法はもとより、5~6枚の同じ絵柄を使って立体的に仕上げるシャドーボックス技法や、グラスをベースに色を吹き付けグラスの持つ透明感やランプからの明かりで光と陰を表現する技法など、これからもさまざまな技法が生み出されるという。

 出展者であるアトリエ・ヌーボー代表の藤田有里子さんは、デコパージュの魅力を「それぞれが自分らしさを出すために、自分に合う図案を探してレイアウトを考える時間を楽しんで作成する。作品の元となるものを生かして、自分らしくよみがえらせる事ができる」と話す。約60点の展示作品の中には同じ図案を用いているものもあるが、趣が全く異なる。それについては、「同じ図案を使っても、出来上がるものは多種多様。色使いやデコレーションの仕方の工夫で自分にしかできないものを作りたい」とも。

 11月29日・30日には、中身を抜いて乾燥させた卵の殻にクリスマスのデコレーションを施すデコパージュ体験教室も予定しており、参加申し込みを受け付けている。参加費は「シングルエッグ額」=2,500円、「ペアエッグ額」=3,000円。各教室先着10人。

 開館時間は10時~17時。月曜休館。入館料は、大人=400円、小人(中学生以下)=200円。同展の開催は今月26日まで。

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