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神戸で阪神淡路大震災1.17のつどい 今年の竹灯籠文字「伝」に

あいにくの雨の中、参加者が竹灯籠の中のろうそくに点灯

あいにくの雨の中、参加者が竹灯籠の中のろうそくに点灯

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 神戸・三宮にある「東遊園地」(神戸市中央区加納町6)で1月17日早朝、神戸市民と神戸市の連携で「阪神淡路大震災1.17のつどい」が開催された。

窓の明かりで「1.17」

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 17日で阪神・淡路大震災から23年を迎えるに当たり、犠牲者への慰霊と鎮魂、震災で培われた「きずな・支えあう心」「やさしさ・思いやり」の大切さを次世代に語り継いでいくために開かれた同イベント。東遊園地グラウンドには竹灯籠が「1995 伝 1.17」の形に並べられた。あいにくの雨となったが、5時ごろから参加者が竹灯籠の中のろうそくに点灯。各地から集まった竹灯籠には「伝」「思」「絆」「希望」などさまざまなメッセージが書き込まれていた。

 震災が起こった5時46分、参加者全員による黙とうがささげられ、「慰霊と復興のモニュメント」周辺の献花所で遺族や久元喜造神戸市長らが追悼のあいさつと献花を行った。

 久元市長は「23年前のこの日から歳月が流れ、震災を知らない市民が増えて行く中で震災から得た経験や教訓をいかに次の世代に継承していくかという課題に引き続き取り組んでいく」と話した。

 同公園近くの「神戸関電ビル」では窓の明かりで「1.17」の文字をビル壁面に点灯。同公園には宮古市田老町より寄贈された灯籠と神港学園硬式野球部のメンバーが中心となり鳥取県・江府町の雪で作った「雪地蔵」も並べられ、参加者が手を合わせる姿も見られた。

 記帳・献花は、17日21時の終了時間まで受け付ける。17時にろうそくを再点灯し、17時46分にも会場で黙とうを行う。

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