プレスリリース

神戸ファッション美術館は、9月13日(土)から特別展「Beyond Creation -永澤陽一の創造と革新」を開催します。

リリース発行企業:神戸ファッション美術館

情報提供:


チラシ(おもて面)


 1980年代よりファッションデザイナーとして時代の先端に挑み続けた永澤陽一。パリでTOKIO KUMAGAIのチーフデザイナーとして活躍し、帰国後に独立して自身のブランド「YOICHI NAGASAWA」で東京コレクション、パリコレクションに参加。特殊な素材や技術に挑戦し、その成果として、比類なき独自の世界を創造し人々を驚かせ続けました。さらには「無印良品」や「AEON」などの服飾部門のプロデュースにも手腕を発揮。その後も後進の指導に尽力する一方、国内外の展覧会にも出展を続けています。
 本展では神戸ファッション美術館に寄贈されたブランド発足当初からのコレクション作品の数々を展示。その稀有な発想の源流と創造性に焦点を当て、次世代のクリエイティビティに新たな火を灯すことを目指します。

■開催概要

1)タイトル   特別展「Beyond Creation -永澤陽一の創造と革新」
2)会  場   神戸ファッション美術館(神戸市東灘区向洋町中2-9-1)
         電話 078-858-0050  ファックス 078-858-0058
3)会  期   2025年9月13日(土)~11月9日(日)
4)開館時間   10時~18時(入館は17時30分まで)
5)休 館 日    月曜日、9月16日(火)、10月14日(火)、11月4日(火)
         ※ただし9月15日(月・祝)、10月13日(月・祝)、11月3日(月・祝)は開館
6)観 覧 料    一般:1,000(800)円、大学生・神戸市外在住の65歳以上:500(400)円
         高校生・神戸市内在住の65歳以上:無料
         ※( )内は有料入館者30人以上の団体料金
7)主  催   神戸ファッション美術館、神戸新聞社、毎日新聞社
8)後  援   サンテレビジョン、ラジオ関西
9)企企画力   株式会社STIL、学校法人国際ファッション専門職大学
10)装飾協力    大阪樟蔭女子大学

■展示内容

永澤氏の長年のコレクション作品を一堂に集め展示。創意工夫が美しく実装された、テクニックの数々を紹介します。


2003春夏コレクション 「乾いた風に花が咲いたよ」より/撮影:大石一男

日常的なギンガムチェックの柄と花というテーマを、高度なパターン技術とプリント技術によって未来的な造形表現へと再編成した。


2004-05秋冬コレクション「狩り」より/撮影:大石一男

大地や森など自然の風景を写しとったムラ染めのライダーズジャケット。動きに合わせて揺れる羽根は鳥の飛翔そのものを映し出し、人間が古来「狩り」を通じて命と向き合ってきた記憶を重ねた。


2006春夏コレクション「人魚姫」より/撮影:大石一男

髪のように細い合成繊維を編み込み、身体に沿わせて立体的なフォルムを作る。海を想起させる色彩を用い、光の加減で表情が変化するように設計。


2006-07秋冬コレクション 「GAZELLE D’OR」より/撮影:大石一男

フランス衛兵隊(ガルド・フランセーズ)の宮廷制服を起点に、階級と秩序の象徴であった服飾言語を、現代の身体へと再編集した作品。


2007春夏コレクション「銀のスプーン」より/撮影:大石一男

パリに暮らしていた頃、蚤の市で出会った銀のスプーンから想起するノスタルジックな記憶や想像を、
過去の美をまとう行為へと転換した。


ジョッパーズパンツ《恐れと狂気》2008年

人間が着用するはずの乗馬パンツを逆説的に馬が穿くという構造に置き換えた。
生命体と衣服の境界を曖昧にし、装いを通して価値観を揺さぶる知的アクションである。

■同時開催 コレクション展「靴と服と時代」

ロココからアール・デコ、ディオール、現代のYOICHI NAGASAWAのシューズまで、神戸ファッション美術館が所蔵する多様な足元の装いを各時代の衣装とともに紹介します。



1920年代アールデコの靴

◎お問い合わせ
神戸ファッション美術館
(指定管理者:神戸新聞地域創造・神戸新聞事業社共同事業体)
担当:今中
TEL:078-858-0050
URL:https://www.fashionmuseum.jp
E-mail:press@fashionmuseum.jp

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