内容
昭和9年(1934)6月20日午後1時40分頃、豪雨のために西の丸のタの渡櫓からヲの渡櫓にかけて石垣が崩落する事故を契機に、姫路城昭和の大修理が始まりました。昭和9年の西の丸における諸櫓の修理に始まり、城内にあるその他の櫓、門、土塀、石垣の修理を経て、昭和39年(1964)の大天守の完工をもって昭和の大修理が幕を閉じました。本年で修理が完工して60年を迎えることになります。本展では昭和の大修理完工60周年を記念し、昭和31年(1956)に始まり同39年に完工した大天守の解体修理について、着工から工事完了に至るまでの流れを調査成果を交え、当時の写真とともに振り返ります。
展示解説
専門職員が、パネル展示を皆さんと回りながら昭和の大修理についてわかりやすく解説します。