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三宮・北野坂付近に居酒屋-「昭和の食堂」イメージしスナック店主が出店

店内カウンターでは女性中心のスタッフが迎える

店内カウンターでは女性中心のスタッフが迎える

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 三宮・北野坂付近に5月17日、居酒屋「あ食堂」(神戸市中央区加納町4、TEL 078-332-0989)がオープンした。

カウンターには総菜が並ぶ

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 オーナーの辻征木子(まきこ)さんが三宮で経営するスナック「Member's あ」が開店15周年を迎えたことを記念して姉妹店として開いた。店名は「昔から料理屋をやってみたいという思いがあった」という辻さんが、「スナックを知っている方にも、初めての方にもシンプルで覚えやすいように」と名付けた。

 メニューは総菜をメーンに扱う。「肉じゃが」「すじこん」など常時10種類以上と、長崎県壱岐市から直送の干物「のどぐろ」「かさご」など常時8種類を取りそろえる。総菜は、「少し」「普通」などサイズによって200円~500円程度、干物は500円~。持ち帰り用の弁当(500円~)も販売する。ドリンクはビールやチューハイに加えて、地酒も扱う。

 「懐かしい昭和の食堂」(辻さん)をイメージした13坪の店内は、和紙を思わせる薄紫色の壁紙にカウンターやイスは黒で統一した。店内には、スタッフで選んだという70~80年代のポップスを流す。カウンターは11席、座敷は16席、座敷の貸し切りは10人から対応する。

 辻さんは「ターゲットは女性と独身男性、単身赴任中で栄養の偏っている人(笑)。女性一人でも気軽に来られる店にしたい」と話す。「総菜を少しずつ楽しめる店というのは、今まであるようでなかった。一人でも仲間とでも懐かしい家庭料理を楽しんでいただければ」とも。

 営業時間は17時~24時(ラストオーダー)。日曜定休。

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