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神戸「象ビル」に実験的レンタルスペース-「1日店長」募集も

二頭の象が門番している北野の「象ビル」

二頭の象が門番している北野の「象ビル」

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 神戸・北野の「象ビル」(神戸市中央区中山手通1)4階フロアで進められている「マンモスプロジェクト」が8月4日・5日、プレオープニングとして一般公開された。

レンタルスペースで開催されたプレオープニングの様子

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 プロジェクトを運営するのは、「キラリホールディングス」の香園尚明社長、NPO法人「芸法(げいほう)」理事長で「Gallery 1(いち)」ギャラリストの田村孝次さん、業務提携プロデュース・アートマネジメントを行う「オカダオフィス」の岡田旭社長を代表社員とするパートナー制の「合同会社マンモス」。

 神戸旧居留地海岸通を代表する近代建築「チャータードビル」(海岸通)2階・3階フロアを改装し、今年4月1日に誕生した芸術家の交流拠点「Gallery 1」へ香園さんが訪れたことがプロジェクト発足のきっかけ。「Gallery 1」の設立経緯を知り、空き店舗が多く懸案点だった「象ビル」4階フロアの再生話を田村さんに持ち掛けた。打ち合わせを重ね、大まかなプランができた段階で具体的に再生を形にするため同社を設立し、このほど、一般公開にこぎ着けた。

 プロジェクトでは、同ビルの空き店舗をレンタルスペースに改装し、飲食店としての「1日店長」募集や個展・イベントで利用したい人に貸し出すなどのアイデアが出ている。「神戸にかっこいいファッション誌を作ろう!」をテーマに活動している写真スタジオ「T・Ystudio」のフォトグラファー・森裕人さんと田村さんを中心に編集部を結成し今月創刊する神戸発ファッションフリーペーパー「彩生(いろいき)」の設置も予定する。今後、そのほかの利用用途の提案なども受け付けるという。

 プレオープン当日は4階フロアで音楽家・安井麻人さんによるサウンドインスタレーションが行われる中、イベントや「1日店長」としてレンタルスペースの利用を検討する人などが集まった。

 岡田さんは「今後、さまざまなバックグラウンドを持った方々が1日店長となるのに加え、当社の現役事業家、ギャラリー運営者、経営コンサルタント・行政書士も店に立つ。単なるレンタルスペースや酒場でなく、人と人をつなぐ実験的なスペースになれば」と話す。

 今後の予定や利用条件・申し込み方法などは、ホームページで確認できる。

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