神戸・元町高架下にあるアートスペース「プラネットEartH(アース)」(神戸市中央区元町高架通)で8月7日、「怪獣絵師開田裕治とウルトラの世界展」のオープニングトークショーが行われた。
トークショーは当日から始まった同展をPRするもので、怪獣絵師の開田裕治さんとフリーアナウンサーの岩崎和夫さんが登壇。会場には熱心なファン約20人が集まった。9月に開催する「ANIME FAIR KANSAI 2012」のPRで関西発のキャラクターユニット「Prom.5」も参加。会場には隕石怪獣ガラモンの姿も。
大学までは関西で過ごしたという開田さんは兵庫県尼崎市の出身。子どものころから絵が好きで、チョークやろう石で道路に絵を描いて遊んでいた。最初に見た映画、東宝製作の怪獣映画「モスラ」に強烈な印象を受けたという。「モスラは南国から来る怪獣だから色彩が豊か、光の効果が描かれた作品」と紹介した。
開田さんは「好きなことを仕事にできるとは思っていなかったので、ただただ楽しんで絵を描いていた。昔は写真が少なかったので、絵描きの作品がグラビアの表紙を飾る時代だった」と話す。「ガラモンやうろこがたくさんあるような怪獣は描きにくい。それに比べウルトラマンはいいやつ(笑)。全身銀色は描きやすい」と話し会場の笑いを誘った。
東京・渋谷を皮切りに名古屋や大阪、熊本などでも開催している同展。「ウルトラQ」から「帰ってきたウルトラマン」までの複製原画作品を中心に額装展示する。併せて、ストラップ(840円)やTシャツ(3,150円~3,675円)などグッズも販売。
開催時間は12時~19時(最終日は16時まで)。月曜定休。入場無料。今月19日まで。