4月に開業したアルジェリア料理店「TIGZIRT（ティグジルト）」（神戸市中央区中山手通2、TEL 078-222-3273）が現在、9月の本格営業開始に向けて準備を進めている。

「クスクスセット（クスクス、レンズ豆のスープ、サラダ、ミントティー、デザート）」（2,300円）

　オーナーはアルジェリア人のAzzouz Mourad（アズーズ・モラド）さん。海に面したティグジルト出身で、生まれ育った土地の名前を店名にしたという。モラドさんは20年前からレストランやカフェ、バーなどでシェフやバーテンダーを経験。1998年に旅行者として日本に訪れたが、神戸の街と人が好きになり、それから約13年間レストランなどで働きながら暮らしている。

　「実家に帰らなくても、神戸に自分の居場所がほしい。友人を気軽に招待できる場所を作りたい」と今年4月に独立し、レストランを開業。これまでは知り合いや常連客を中心に営業してきたが、本格営業開始に向けてメニューなどの準備を始めた。

　店舗面積は10坪。席数はテーブル20席、カウンター6席を用意。店内には、北アフリカのベルベル族ブランケットや雑貨を配置しエスニックな雰囲気を演出する。

　メニューは、野菜・鶏肉・羊肉などの「クスクス」（1,000円～）、ハーブと香辛料を使った「アルジェリアの手作りソーセージ」（700円）、ホウレンソウを使った「アルジェリアのオムレツ」（600円）、ハーブを使った「パプリカの肉詰め」（700円）、魚介をふんだんにつかったスパゲティ（900円）など。「クスクスセット（クスクス、レンズ豆のスープ、サラダ、ミントティー、デザート）」（2,300円）も提供する。

　ドリンクはアルジェリアワイン各種（グラス＝600円～、ボトル＝3,500円～）、「ティグジルトオリジナルカクテル」（800円）などを用意。プロのバーテンダーでもあるモラドさんはカクテルのレパートリーが100種類以上あり、メニューに無いものでも客のリクエストにはできる限り応えるという。

　モラドさんは「アルジェリア料理をより多くの方に知っていただきたい。現在も営業しているので、気軽に遊びにきていただければ」と笑顔で話す。

　営業時間は18時～翌2時。月曜定休。