アシックス（神戸市中央区港島中町7）は10月7日、ランニングに特化した国内3店舗目の旗艦店「アシックスストア神戸」（加納町6、TEL 078-332-0135）をオープンした。

2階店内の様子

　2007年1月、銀座に1号店を開き、国内外に9店舗展開する「アシックスストア」。同社創業の地であり、本社所在地でもある神戸での初出店となる同店は、神戸の中心地・三宮の人通りの多い一角で、11月25日に開催される「神戸マラソン」のコース沿いでもある。初心者やフィットネス目的のランナー、競技まで幅広い層のランナーを対象としたランニングライフスタイル提案型の直営店に位置付ける。三次元足形計測機による足型の細密な測定で、客の足のサイズに合うシューズを提案する接客販売を特徴とする。

　地下1階から2階までの3フロアで、店舗面積は約80坪。1・2階の売り場では、アシックスのランニング用シューズ、ウエア、バッグ、小物類、ザバスのサプリメント類などのランニング用品を取りそろえる。地下1階には近隣でのランニング時に利用できる会員向けロッカーを設け、ランニングの楽しみ方を提案するイベントも予定。「神戸マラソン」をはじめとする市民マラソン大会が開催されるなど、ランニングブームで盛り上がる同地に出店することで、関西地区でのブランドイメージの向上と売り上げ拡大を図る。オープンから1年間の販売目標は約7,500万円。

　今月5日に行われたオープニングセレモニーでは、同社の尾山基社長や神戸マラソン事務局長の広瀬雅樹さんらによるテープカットのほか、アテネオリンピック女子マラソン金メダリストの野口みずき選手（シスメックス所属）を招いて内覧会を開いた。

　尾山社長は「神戸の活性化の一助となり、近隣のスポーツ店の活性化にもつながれば」と語った。

　営業時間は11時～20時（日曜・祝日は19時30分まで）。14日まで、野口選手がアテネオリンピックで実際に使用したシューズを展示する。