神戸メリケンパークオリエンタルホテル（神戸市中央区波止場町、TEL 078-325-8111）は11月3日、日本で唯一のホテル公式灯台の無料公開イベントを開催した。

神戸コンチェルトの三石孝船長による「灯台ミニ講座」の様子

　同イベントは、1868年11月1日に日本最初の洋式灯台である観音埼灯台が起工されたのを記念し、1949（昭和24）年に海上保安庁が日本の記念日として制定した「灯台記念日」にちなんで開催。公式灯台の公開に加えミニ講座などが行われ、親子連れでイベントを楽しむ姿が見られた。

　普段は一般開放していない公式灯台を一目見ようと集まった参加者は232人。神戸ポートタワーのマスコットキャラクター「キャプテンタワー君」もサプライズ登場し、灯台との初ツーショットを披露した。

　そのほか、神戸コンチェルトの三石孝船長による「灯台ミニ講座」も行われ、灯台の光り方や光達距離、海の雑学などを分かりやすく解説。参加した子どもからは「どうすれば船乗りになれますか？」などの質問も飛び出した。併せて、灯台と神戸の海を眺めることができるテラスを特別開放してカフェ「灯台 和Cafe」もオープンし、日本料理「石庭」による特製の和スイーツ「甘味のお重 抹茶フォンデュ」などを提供した。

　同ホテル広報担当の大岩祥子さんは「灯台をただ公開するだけでなく、ミニ講座の実施では灯台や海について知識を深めていただく機会となった。テラスでは海をのんびり眺めながらお茶を楽しんでいただくなど、ゲストそれぞれの楽しみ方で過ごしていただけたように感じる」と振り返る。「『日本で唯一』のホテル灯台として、今後も多くの方に間近にご覧いただけるような機会を設けたい」とも。