「神戸ルミナリエ」開催迫る-資金不足で参加者に募金呼び掛け

© Valerio Festi/I&F Inc./Kobe Luminarie O.C.

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 神戸旧居留地と東遊園地で12月4日、光の祭典「神戸ルミナリエ」が始まる。主催は神戸ルミナリエ組織委員会(神戸市中央区港島中町6)。

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 同イベントは阪神・淡路大震災犠牲者の鎮魂の意を込めるとともに、「都市の復興・再生への夢と希望を託す」目的で、阪神・淡路大震災の起こった1995年の12月に初めて開催された。以来、震災の記憶を語り継ぎ、都市と市民の「希望」を象徴する行事として毎年開催しているもので、今回で14回目を数える。イタリアのアートディレクター、ヴァレリオ・フェスティさんと神戸市在住の作品プロデューサー、今岡寛和さんによる「光の彫刻作品」だという。

 今年のテーマは「光のインフィニート」。インフィニートとはイタリア語で無限を意味し、光は時を表すシンボルだという。同テーマには「過去と未来を輝かせる無限の光が神戸に降り注ぐ」意が込められ、電飾数は約20万個にも及び、イルミネーションを飾る約270メートルの道路には24基のアーチを設置する。前回(昨年12月)来場者数はメーン会場のみで404万人を超えた。

 同イベントは、これまで企業・団体の協賛や補助、市民や来場者の募金などに支えられてきたが、近年はこれらの収入が減少しており、今後の継続が難しい状態になっている。このため、同委員会では開催期間の短縮をはじめとする事業費の削減に取り組むとともに、会場では来場客に「1人100円」の募金を呼び掛ける。

 12月4日18時からは点灯式を行う。点灯時間は、月曜~木曜=18時ごろ~21時30分、金曜=18時ごろ~22時、土曜=17時30分ごろ~22時、日曜=17時30分ごろ~21時30分(会場の混雑状況で変更あり)。12月15日まで。

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