神戸・元町の猫カフェ「cat cafe Nyanny（ニャニー）」（神戸市中央区元町通2、TEL 078-391-5420）で2月19日夜、猫スタッフ3匹の「転勤お別れ会」が開かれた。

「肉球ロード」でたたずむ「菫（すみれ）」

　同店創業当時から店を支えてきた「人間スタッフ」で元店長の横山悠（Haruka）さんが同店からのれん分けの形で開いた姫路市の猫カフェ「cat cafe ねこびやか」に「移籍」。それに伴い猫スタッフとして活躍してきた3匹も共に「転勤」することが決まった。

　転勤する猫スタッフは、おてんばで受付テーブル下のホットカーペットがお気に入りという勤続3年半の「菫（すみれ）」（雌）、キジトラ柄でいつもキャットタワーのくぼみで丸まっている勤続2年半の「柚子八（ゆずはち）」（雄）、「肉球ロード」の階段でトレーニングに励んでいた勤続1年の「うめ子」（雌）。

　当日は、同店スタッフや常連客20人以上が集まる中、横山さんと新店長の重河美和子さんがあいさつ。「最後の晩餐」として、猫スタッフ全員が輪になって食事をする様子も披露した。常連客との記念撮影も行われ、猫スタッフたちも別れを惜しむように撮影に応えていた。

　横山さんは「猫スタッフを姫路に連れていくのはファンの方に申し訳ない。猫スタッフ3人が早く転勤先になれるよう応援していただければ」と話す。重河店長は「キャラの濃い猫スタッフが居なくなるのがとても寂しい。残ったスタッフでこれからも頑張っていく」と話した。

　2007年12月にオープンした同店では現在、11匹の猫が遊び回る。店内には下から猫の肉球を鑑賞できる「肉球ロード」のほか、キャットタワーなども設置。猫型の手作りコースター「ネコースター」（1,000円）や手作り首輪（600円）などのオリジナルグッズも販売する。

　営業時間は11時～22時。第3火曜定休。