神戸市中央区内の「街ネタ」を扱うインターネットニュースサイト「神戸経済新聞」が8月4日、創刊5周年を迎えた。運営するのは、システム開発やウェブ制作を手掛ける「神戸デジタル・ラボ」(神戸市中央区江戸町)。
同サイトは地域に根付いた「街ネタ」ニュースをネットで配信する媒体「みんなの経済新聞ネットワーク」の一つ。飲食店の新規オープン情報やイベント情報、地元企業の取り組みなど、これまでに配信した記事は1450本を超えた。
創刊当時から神戸エリアではグルメに関する記事が注目され、高いPVを獲得している。神戸が発祥と言われるバームクーヘンやバレンタインデーのチョコレートなど洋菓子やベーカリーに関する記事は常にランキング上位に位置し、三宮かいわいに多い居酒屋やバーの記事にも注目が集まっている。
大野陽子記者は「『おしゃれな街』とうやらましがられることが多い神戸だが、実際に住んでいるからこそ伝えられる地場の声を発信していきたい。もっとディープな神戸を配信していけたら」、ウエツキチエコ記者は「地域に根付いたメディアとして、地元の明るい話題を記録し続けていきたい。記者それぞれの得意分野を生かしたコアな情報も配信できれば」と話す。
原田敬士編集長は「創刊時には日々記事を配信できるのか不安もあったが、取材先や読者の皆さまに支えられて1450本の達成がある。今後も1本1本の記事に思いを持って提供していくことで皆さまの期待に応えたい」と締めくくる。