神戸・新港第4突堤Q2上屋内の「CAP CLUB Q2」(神戸市中央区新港町4)で11月16日、5時間にわたる音楽の混浴「CAP音泉~きゃっぷおんせん」が行われる。主催は「C.A.P.(芸術と計画会議)」(山本通3、TEL 078-222-1003)。
インド音楽研究家でバーンスリー奏者のHirosこと中川博志さんが企画して開く同イベント。インドの代表的打楽器であるタブラーの奏者6人に加え、和太鼓、バグパイプ、アコーディオン、テルミン、バイオリン、クラリネット、エレキベース、電子ガジェット、コンピューター、歌など、それぞれの音楽スタイルをベースにセッションを繰り広げる。
昨年12月にKIITOで開催されたPA無し、出演ギャラ無し、事前プログラムもほとんど無しという気楽な音楽会「ノンエレクトリックCAPミニ音楽祭」。C.A.P.担当者の下田展久さんは「そうしたものをQ2でまたやりたい」とHirosさんに相談したところ、Hirosさんの声掛けでさまざまなジャンルの音楽家が集まり「異分野セッション=音楽の混浴」が実現した。「今回は実際に音を出して実験してみるチャンスでもある」と下田さん。
出演者は、「黒拍子」の祝丸さん(和太鼓)、児嶋佐織さん(テルミン)、HACOさん(電子楽器+声)、金子鉄心さん(イーリアンパイプス、ティンホイッスル)と藤沢祥衣さん(アコーディオン)によるデュオ「ふいごっち」、小島剛さん(ラップトップとバンジョー)のほか、関西の若手タブラー奏者6人など18人を予定。
下田さんは「こんな組み合わせで、じっくりたっぷり聴けるのは神戸ならでは、海ならでは。このセッションは、音楽をやっている人や聴いている人にとっても初めての体験になると思う。音楽家の遊び心満載の音楽会をリーズナブルな価格で楽しんでいただく機会になれば」と話す。
開催時間は17時~22時(途中入場、途中退場可能)。料金は、前売り=2,500円、当日=3,000円。定員は100人。当日のタイムスケジュールや予約方法などはホームページで確認できる。