神戸・三宮周辺エリアで2月1日、「神戸でのデートによるおそろいの思い出」をテーマとした神戸への観光プロモーション「DATE KOBE」プロジェクトが始動した。

　神戸市をはじめ、「デザイン・クリエイティブセンター神戸（愛称＝KIITO）」（神戸市中央区小野浜町）と阪神電鉄が共同で行う同プロジェクト。ロゴやポスターなどのデザインをJTの「おとなタバコ養成講座」などで知られるアートディレクター・寄藤文平さんが手掛け、ロゴは神戸市の市章がベースになっている。

　同プロジェクトのキックオフとして三宮周辺の商業施設・商店街・観光施設が連携して行う共同イベント「DATE KOBE FESTA」も同日から開催。同イベントでは、若いカップルや友だち同士、夫婦などいろいろな世代の人たちを対象として、三宮の定番縁結びスポットに加えて、三宮周辺施設の新たな縁結びスポットを巡りながら、「おそろいの思い出づくり」をするためのスタンプラリー「三宮縁結びめぐり」（2月7日～3月30日）を行うほか、協賛各施設でも連携イベントを実施する。

　スタンプラリーは、デートの思い出（デートログ）とともに重要なコンテンツと位置付けている「恋愛・縁結びにまつわる『いわれ』を持つスポット」に着目し、縁結びを軸に良縁を求める「ご縁」、若いカップルが縁を育む「結び」、成熟した縁をさらに深める「絆」の3コースに分け、縁結びスポットと立ち寄りスポットを巡るコースを設定。生田神社などの定番縁結びスポットだけでなく、設置の際に来ていた他社の新聞記者が取材をきっかけに交際・結婚をしたというエピソードがあり話題を呼んだ神戸・三宮センター街2丁目のオブジェ「ブルーニライ」などの新・縁結びスポットも発掘し、参加施設として設定している。

　縁結び巡りのゴールとなる生田神社では、3つ以上のスタンプを集めると授与所で「DATE KOBE オリジナル縁結び絵馬」を進呈。同絵馬に描かれている人物は髪型を自分で書き加えることができるデザインになっており、参加者のオリジナルデザインに仕上げることができる。

　阪神電鉄経営企画室課長補佐の湯山佐世子さんは「今回ご紹介している新・縁結びスポットが多くの方に訪れていただく事でいつか定番の縁結びスポットになり、より多くの方が神戸へデートに訪れていただけるようになれば」と話す。「良縁祈願に、ご縁をはぐくむために、大切な方とご一緒にお出かけいただければ」とも。