大丸神戸店(神戸市中央区明石町、TEL 078-331-8121)地下1階食品売り場で現在、「コラボで作った17美味!」の商品が展開されている。
学生の斬新なアイデアにデパ地下のプロが応え新商品を開発する同企画。県内の3大学4グループが参加したコラボ企画で生まれた17品を期間限定で販売する。
昨年秋に開催した甲南女子大学生とのコラボ企画の好評を受け、2回目となる今回は「食に携わる学生」とコラボ。産学連携をテーマに、兵庫県内の大学と何か共同でできないかと考えていた同店が大学側の協力により実現させたという。
商品は昨年12月から約2カ月をかけて開発。神戸松蔭女子学院大学人間科学部生活学科で食物栄養を専攻するメンバーは上伊とコラボしたたこ焼きをイメージした手まりずし「たこ丸寿司」(1パック630円)など4品を作った。同商品は白ゴマやショウガ、大葉を刻んで混ぜたシャリにタコを包み、アナゴだれをかけたもので、見た目もたこ焼きそっくりに仕上げた。
同大同科で都市生活を専攻する武智ゼミのメンバーは、日頃から研究している発酵食品の中から「糀甘酒」を選び、米麹が持つ砂糖を使わない自然な甘みなどに注目した商品アイデアを提案。チョコレートのスポンジにカシスのムースカシスのコンフィチュールを加え、「糀甘酒」いりのクリームチーズのムースを重ねた「ティアラ」(イグレックプリュス+とコラボ 525円)など5品を作った。
ほかにも、神戸女学院大学お料理研究部メンバーとホテルオークラ神戸がコラボした「ごろごろ野菜のハンバーグ丼」(682円)や、関西学院大学とケーキハウス ショウタニがコラボした「桜小町のもち米ムース」(460円)なども販売する。
同店食品担当マネジャーの安藤滋さんは「それぞれの専門分野を生かしたフレッシュな大学生のアイデアに、デパ地下のシェフや料理長がプロの技で応えて実現した美味ぞろい」と紹介する。
同売り場の営業時間は10時~20時。3月31日まで。