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神戸のカフェで「ゆるキャラよりゆるいキャラ」作家が個展-400点以上

ヤサグレさんに埋もれる阿曽真佐也さん

ヤサグレさんに埋もれる阿曽真佐也さん

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 神戸・栄町通のカフェ「bucato cafe(ブッカートカフェ)」(神戸市中央区栄町通3、TEL 078-393-3815)で4月17日より、クリエーターのasoこと阿曽真佐也さんの個展「aso展~ヤサグレさんとか、ゆるネコさんたちとかそのほか~」が開催される。

搬入前の「ヤサグレさん」「ゆるネコさん」たち

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 阿曽さんは兵庫県生まれの36歳。21歳ごろから独学でイラスト制作を始め、23歳でグループ展や二人展などへの参加を経て個展を開催。2008年までは毎年個展を開催しながらさまざまなイラストに関わる仕事をしていたが、大きな交通事故に遭うなどし活動を中止していた。

 しかし、東日本大震災が起こった2011年、チャリティーイベントへの参加がきっかけで活動を再開。イラスト作品に加え、縫い物や粘土で作るゆるキャラよりゆるいキャラ「ヤサグレさん」「ゆるネコさん」を生み出した。現在は、カフェギャラリーでの個展、「ジュンク堂書店 大阪本店」での展示販売などを行いながら、「ポップでユルくて何か気になってしまうような、気を張らない世界観」を作ることを目的に活動している。

 代表するキャラクター「ヤサグレさん」は、世の中の矛盾や社会の波に嫌気が差した元サラリーマン。阿曽さんが中学生のころに描いた落書きから誕生した。「ゆるネコさん」は、「猫好き&ゆるいフォルム好き」な阿曽さんが作り出した猫キャラ。ゆるウサ・ゆるクマ・ゆるゾウなどもあり、新作にゆるパカさんも登場する。

 実質活動10年の節目として行う同展。テーマは「気になるゆるポップ」。会場では、オリジナルゆるキャラの手作り縫い物や粘土マスコット、ポストカード、加工写真などの作品400点以上を展示販売する。阿曽さんは「『ゆるかわいい』を感じてほっこりしていただきたい。ぜひ、ヤサグレさんやゆるネコさんたちを手に取って見ていただければ」と笑顔で話す。

 開催時間は13時~翌2時(最終日は22時まで)。月曜定休。入場無料(1ドリンク別)。会期中、急な貸し切りイベントなどが行われる場合もある。今月30日まで。20日は、「塩屋 旧グッゲンハイム邸」(垂水区)で開催される「ボナワンダ祭り」でも出展販売を予定する。

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