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神戸でコレクター・画家・クラフトマンの展覧会-日本画家が企画

「山本通3丁目の庭 井ノ岡里子・日本画展」の様子

「山本通3丁目の庭 井ノ岡里子・日本画展」の様子

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 海外移住と文化の交流センター(神戸市中央区山本通3)内の「CAP STUDIO Y3」(TEL 078-222-1003)と「CAP CAFE&SHOP y3」で現在、「C3tones(サントーンズ)~コレクターと画家とクラフトマンの展覧会~」が開催されている。主催は「C.A.P.(芸術と計画会議)」。

「Mr.T’s Collection展」の様子

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 同館にある3カ所のギャラリースペースを使って、コレクターと画家とクラフトマンそれぞれの目線からつくる展覧会を日本画家の井ノ岡里子さんが企画。「展示とはなにか。クラフトとは。作品とは」というテーマに挑む。参加するのは、コレクターのMr.Tさん、奈良で漆を苗から育ててそれを塗る漆職人の土井崇裕さん、日本画家の井ノ岡里子さん。イベント名「サントーンズ」は、「展示することで静かな水面に水滴が落ちて波紋ができていくようなトーンをギャラリーから発していろいろな人に届けたい」という思いで付けたという。

 コレクター目線の展示「Mr.T’s Collection展」を開く会場「Gallery1」では、日本画の源流である中国の工筆画という技法で描かれた任兆祥氏の美人画7点の未公開作品を展示。どの作品(美人)が好きか、アンケートによる人気投票を行う。画家目線の展示「山本通3丁目の庭 井ノ岡里子・日本画展」を開く会場「Gallery2」では、春夏秋冬の植物のエネルギーなどをテーマにした絵を展示。実際にはあり得ない同時間同空間の四季の庭を詩集をつくるように構築している。クラフトマン目線の展示「Balance 土井崇裕・奈良漆の器展」を開く会場「Gallery Cafe」では、奈良漆椀(わん)の展示販売を行う。

 井ノ岡さんは「空間、時間、人間。この間が今必要なのではないかと思っている。ぜひお越しいただければ」と呼び掛ける。

 開催時間は10時~19時(最終日は17時まで)。Gallery1・Gallery2=月曜定休、Gallery Cafe=月曜・火曜定休。入場無料。今月25日まで。14日・21日は、料理家の足立陽子さんが土曜ランチを提供する。

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