神戸ポートピアホテル(神戸市中央区港島中町6、TEL 078-302-1111)は7月1日より、「日本で初めて」ホログラム映像を導入した挙式の提供を始める。
結婚式でしか味わうことのできない感動や日頃伝えることのできない感謝の気持ちを「新郎新婦とゲストが一斉に体感できる挙式」として実現するため、空間上に浮遊して見える特殊な映像を映し出すことができる同技術の導入を決めたという。本年度の同挙式受注目標は50件。
導入に当たって本館2階グレースチャペルの内装を一部リニューアル。透過性のスクリーン(幅140×高さ270センチ)2台を設置し、スクリーンの額縁に合ったシャンデリアを設け、既存の入場扉を撤去しドレープカーテンを新たに設置した。さらに、ホワイエには同チャペルのシンボルとなるツリーのグラフィックが描かれた壁紙を貼りつけ、ゲストの写真やメッセージを取り付けることができるよう工夫を施した。
挙式は、人前式のスタイルで実施。新婦入場前に、これまでの新郎新婦の人生の歩みをほうふつとさせるホログラム映像を投影。同様の映像は入場前の新婦と新婦父がエントランスに設置されたモニターで見ることができる。挙式の進行に伴い「森の中」「バージンロード」「花びら」「フェザー」などのホログラム映像を次々と投影。挙式の間はカメラやビデオでの撮影は断り、挙式の進行と演出に集中することでゲストと感動を共有することができ、一体感を生むようにした。挙式後は、ホワイエでゲストと共に360度全天体カメラで記念撮影。撮影した映像は同ホテルのフェイスブックページで公開し、スマートフォンなどに保存することで共有できる。
同ホテルの担当者は「親から新郎新婦への思いは、参列する全てのゲストが共感できるものがあると思う。その気持ちを大事にして挙式に臨んでいただけたらうれしい」と話す。
挙式料は20万円(挙式が婚礼プランに含まれる場合は5万円増し)。同チャペルの収容人数は80人。