神戸で初となる若者向けTEDxイベント「TEDxYouth@Kobe」が11月に開催されるのに向け、現在、登壇者の一部を一般公募している。
TED(Technology、Entertainment、Design)は1984年、「価値あるアイデアを広げる」ことを目的に立ち上げられたアメリカの非営利組織で、同組織が行うカンファレンス型イベントの名称。各分野で独創的なアイデアを持つ人々が登壇し1人18分以内のプレゼンテーションを行うことで、「参加者の考え方や行動を変え、より良い世の中を創る」ことを目的に開く。神戸では今年3月9日に「TEDxSannomiya」が開催したのを皮切りに、8月17日に「TEDxKobeSalon」を開催。これを受けて同イベントは11月16日に開く。
代表を務める神戸大学経済学部3回生の山下和希さんは、TEDxSannomiyaにボランティアスタッフとして参加し、「こんなすてきなイベントを学生の手でもつくってみたくなったのが開催を決めたきっかけ」と話す。副代表を務める神戸市外国語大学3回生の竹原百合子さんも、「神戸は政令指定都市の中でも2番目に大学の数が多い街なのに、それを学生自身が実感できるようなイベントが今までなかった」と開催の意義を強調する。
公募期間は9月14日まで。その後、9月20日・21日にオーディションを実施して若干名の登壇者を決定する予定。「『自分のアイデアを伝えたい』という熱意がある人なら、国籍・年齢・性別・経歴などは問わない」という。
「今回のテーマは『Growing Tree』。所属や分野など日頃の枠を超えた同世代の『横のつながり』と、世代を超えた『縦のつながり』を共に育んでいきたい」と山下さん。「『我こそは』というアイデアを持った方は、恐れずにどんどん応募してほしい」と呼び掛ける。
登壇者公募後は、イベント参加希望者の公募を予定する。