そごう神戸店(神戸市中央区小野柄通8、TEL 078-221-4181)本館2階の特設会場で9月28日、今春に開催された「神戸ファッションウィーク」PR用フラッグをリメークして作ったチャリティーグッズが100個限定で販売される。主催は「神戸ファッションウィーク実行委員会」。
「神戸ファッションウィーク」は「ファッション都市神戸をもっとおしゃれで楽しい街にしよう」「多くの人に神戸に来てもらおう」と地元企業や店舗、行政などが連携し2006年にスタート。以来、春夏と秋冬の年2回開催され、イベント期間中はフラワーロードに大(100センチ×180センチ)、小(23センチ×38センチ)2種類のフラッグを立てPRしている。
使用済みフラッグをバッグなどに加工する同企画は「限りある資源物を大切にし『クリエート(創造)』する事で新しい価値を生み出す」「おしゃれを楽しみながら、エコ(地球環境)に関心を持ってもらう」ことなどを目的に2009年秋冬から「神戸ファッションリメークプロジェクト」として始まった。当初は作品の展示のみだったが、要望が多かったため2010年秋冬から製作数を増やし店頭販売を始めた。もとあった形に戻すリサイクルという視点からさらに一歩進み、一度役目を終えたものもアイデアとクリエイションでさらに輝きを増す「アップサイクル」としてリメーク。今回も「リメークチャリティープロジェクト」として、売り上げの一部は神戸新聞厚生事業団を通じてユニセフへ寄付する。
今回、素材には回収し洗濯されたフラッグのほか、北播磨の先染め織物「播州織」も使う。服飾資材の専門商社「清原」がデザインと制作を手掛け、トレンドの大きめバッグをベースに神戸らしい「海のブルー」をテーマとしたトートバッグ2種とクラッチバッグ1種を仕上げた。商品は「横型トートバッグ」(限定35個、5,800円)、A4ファイルが入る大きさの「クラッチバッグ」(限定35個、3,800円)、「縦型トートバッグ」(限定30個、5,800円)。全ての商品の中に神戸のご当地キャラクター「コーベアー」が配置されている。
「清原」アパレル資材部門のマネジャー・元茂忠さんは「フラッグの色目がグリーンだったので山ととらえ、ブルーの生地を加えることで山と海がある神戸をイメージした。裏地にはさまざまな柄の播州織を使い1点1点が個性のあるデザインになるよう工夫した」と話す。
営業時間は10時~20時。今月27日までリメーク商品を同店本館1階東側玄関に展示。販売当日は混雑が予想されるため、購入客は本館2階サンファーレ広場西入り口から入場。売り切れ次第終了。