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兵庫県立美術館で木梨憲武さん個展-武豊さん、ヒロミさんらも駆け付け祝福

兵庫県立美術館で展覧会を行う木梨憲武さん

兵庫県立美術館で展覧会を行う木梨憲武さん

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 兵庫県立美術館(神戸市中央区脇浜海岸通1、TEL 078-262-0901)ギャラリー棟3階で10月8日、全国巡回展「木梨憲武展×20years INSPIRATION-瞬間の好奇心」が始まった。

お祝いに駆けつけた仲間と木梨さん

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 お笑いコンビ「とんねるず」の木梨憲武さんによる初の大規模な全国巡回展。描きたいものを自由に描くスタイルで制作を続けている木梨さんの作品は、大胆な色使いや構図を用いつつも緻密で繊細な描き方をし、テイストの異なるものが多い。同展では、制作を始めた1994年頃の作品から最新作まで、約20年の間に制作された絵画を中心に、ドローイング、オブジェ、映像など、約350点の作品の数々で、独創的な「木梨ワールド」を展開する。

 木梨さんは1962(昭和37)年東京生まれ。1980(昭和55)年「とんねるず」を結成し、タレントとして活躍する一方、アトリエを持ち作家としても活動。絵本の出版、ポスター制作をはじめ、本の表紙やCDジャケットなどを手がけながら個展を開催する。木梨さんが絵を本格的に描き始めるきっかけとなったのは、1994年に放送されたバラエティー番組「とんねるずの生でダラダラいかせて!!」。木梨さんが画家に扮(ふん)した憲太郎画伯がパリで風景画を描くという内容で、その年に番組企画で初個展を開催した。タレントをしながら創作活動も精力的に続け、今までに7度の個展を開催。フランスで開催されている美術展「アンデパンダン展」に出品した経験も持つ。

 先に森美術館(東京都台東区)で開催された同展には10万人、金沢21世紀美術館(石川県金沢市)には5万人、盛岡市民文化ホール(岩手県盛岡市)には3万人超が来館。音声ガイドプログラム(収録時間=約30分、貸出料金=520円)の語りには木梨さん本人も登場する。

 会場には、絵画を描くきっかけとなった1994年制作の「セーヌ川」、高さ3メートルにもなる木製のオブジェ「heavenly bird -天国の鳥」などを出品。これまで未発表の5作品も展示されている。

 7日に行われた内覧会では木梨さん本人のほか、友人である武豊騎手、タレントのヒロミさん、ガンバ大阪の遠藤保仁選手、今野泰幸選手、キム・ジョンヤ選手、大森晃太郎選手も来館し木梨さんを祝福。木梨さんは「関西地区のお友だちを『ノリさんおめでとう』っていう体で(取材の)スチールと映像のために自分で呼んだ(笑)」と話し、笑いを誘った。東京から駆けつけたというヒロミさんは「なんか分かんないけどここに居ます(笑)展覧会のチケットも自分で買った。一番の目的は今夜のパーティー」と笑顔を見せた。

 開館時間は10時~18時(10月15日~11月9日の金曜・土曜は20時まで)。月曜休館(祝日の場合開館、翌日休館)。入場料は、一般・大学生=1,300円、中・高校生=700円、小学生以下無料。11月9日まで。

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