ITによる地域貢献を目指したイベント「神戸ITフェスティバル2014」が11月28日・29日、「デザイン・クリエイティブセンター神戸(愛称「KIITO」=きいと)」(神戸市中央区小野浜町)で開催される。
昨年はIT関係者だけでなく学生・主婦など1600人を超える参加があった同イベント。4回目となる今回は、「手を伸ばせばつながる未来」をテーマに、参加者自身が主体的な行動を起こし、より良い未来を創造するきっかけとなるセミナーや参加型イベント等を50種類以上用意する。
今年は、現在のインターネットを実現可能とした考え方である「ワールドワイドウェブ」(World Wide Web)が誕生して25周年、数多くのイノベーションを生み出したパーソナルコンピューター「Macintosh」(Mac=マック)が誕生して30周年という節目でもあり、それらを祝う関連企画として元W3C/Keioの深見嘉明さんによる基調講演『Webの創成とつながる未来 -25年の歴史と止まらない歩み』や、日本中のMacファンが集まる企画『Macintosh 30 Years Meeting KOBE』などを行う。
さらに、地元の神戸市も同イベントに初めて参画することとなり、神戸市長も登壇する『KOBE公民連携フォーラム』を開催。近年注目されている「オープンデータ」をテーマに、市民と行政が連携してより良い未来を形づくるきっかけとする。
また、新たな試みとして、子どもにITの楽しさを感じてもらう参加型イベント『プログラミング専用こどもパソコン「Ichigo Jam(イチゴジャム)」を組み立てよう!』や『ドラッグ&ドロップでPCゲーム作成!「Scratch(スクラッチ)」でプログラミングを体験しよう!』なども用意。
主催する神戸ITフェスティバル実行委員会は、神戸を愛するIT技術者や企業人、学生、行政関係者などの有志で結成されており、全てボランティアで運営。オーガナイザーの鈴木敏郎さんは「技術者の方も一般の方も、ITというツールを使って神戸のより良い未来のために少しずつ歩み寄る、それが神戸の未来のためにつながるようなイベントにしたい」と話す。
開催時間は、28日=11時~19時(10時30分受付開始、アフターパーティー 19時~21時)、29日=10時~17時(9時30分受付開始)、入場無料。現在ウェブサイトでセミナーやアフターパーティーの参加者の登録を受け付けている。