見る・遊ぶ 暮らす・働く

神戸出身デュオ「にこいち」がメジャーデビュー、映画「種まく旅人」主題歌担当

アコースティックデュオ「にこいち」の井指冬輝さん(左)と松田央さん(右)

アコースティックデュオ「にこいち」の井指冬輝さん(左)と松田央さん(右)

  • 0

  •  

 1月21日にメジャーデビューが決まっている神戸出身のアコースティックデュオ「にこいち」が1月24日、ライブハウス「神戸VARIT.(バリット)」(神戸市中央区下山手通2、TEL 078-392-6655)で「にこいちメジャーデビュー記念ワンマン」を行う。

[広告]

 同ライブハウスがマネジメントをしてきた同ユニット。高校時代からの同級生であり、共に野球部だった井指冬輝さん(Vo.)と松田央さん(Gt.&Vo.)がバットとグローブをマイクとギターに持ち替え、初めて人前でライブをしたのは16歳の時。部活の先輩が引退する際の「送る出す会」での余興で歌ったことだったという。その後、2007年に「にこいち」として三宮でのストリートライブで活動開始。兵庫・神戸にこだわって活動を続け、デビューから6年目の2013年と翌2014年には、600人収容の新神戸オリエンタル劇場でのワンマンライブを成功させるまでに成長した。

 2015年初夏ロードショーの映画「種まく旅人 くにうみの郷」(配給=松竹、キャスト=栗山千明さん、桐谷健太さんなど)の主題歌に同ユニットの楽曲「今日も風が吹く」が抜てきされ、VAPよりメジャーデビューが決定。デビュー同日には、5曲入りのマキシシングル(税別1,143円)も発売する。プロデュースは、「L⇔R(エルアール)」の黒沢秀樹さん。

 同映画は、第1次産業にスポットを当てた「種まく旅人」シリーズの第2弾。兵庫県淡路島の自然の中でさまざまな人間ドラマが展開される。同ユニットは「BGMなど一切の音楽が挿入される前」の同映画を見た後に曲のイメージを表現。作詞作曲活動中に淡路島を訪れるなどして書き下ろしたという。今後は、劇場公開される映画館をはじめ、イオンモールでのインストアライブやストリートライブを展開。プロモーション大使として全国各地を回る。

 作曲を担当した松田さんは「詞より先に曲ができた。映画を見た時にほとんど自分の頭の中で固まっていて、まさに映画館の中でイメージが降ってきた感じだった。そのイメージを淡路島に足を運んだりする中で整えていった。今までは歌詞と曲を完全に分担して作っていたが、今回はメロディーに対しての言葉の載り方などを2人で一緒に考えていった。歌詞の大切さをあらためて感じた」と振り返る。

 作詞を担当した井指さんは「題材があって、求められて詞を作るのは今回が初めての経験だった。大役を担ったことで、一文、一文字を慎重に大切に組み立てていくことにとても苦労した。これまでは作詞作曲を完全に分業でやっていたが、2人の間のレスポンスをいかに濃厚にするかで本当の意味での『にこいち』になるんじゃないかと感じた」と話す。

 開演時間は13時。チケットは、前売り券=3,000円、当日券=3,500円(1ドリンク代別途必要)。「神戸VARIT.」のほか、チケットぴあ、ローソンチケット、イープラスなどで販売している。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース