見る・遊ぶ 暮らす・働く

神戸ポートアイランドでアジアリーグアイスホッケー、約3年ぶりに開催

「王子イーグルス vs 日本製紙クレインズ」フェイスオフの様子

「王子イーグルス vs 日本製紙クレインズ」フェイスオフの様子

  • 0

  •  

 神戸市立ポートアイランドスポーツセンター(神戸市中央区港島中町6)で1月22日、アジアリーグアイスホッケー2014-2015のレギュラーリーグ「王子イーグルス 対 日本製紙クレインズ」の試合が行われた。

試合会場の様子

[広告]

 アジアリーグアイスホッケーは、日本4チーム、韓国3チーム、中国1チーム、ロシア1チームが参戦する国際リーグ戦。「リーグ参加国地域におけるアイスホッケーの発展および国際競技力の向上と民族・文化・経済の交流を促進し、参加国間の相互理解を深める」という理念を基に、ホーム&アウェー方式総当たりのレギュラーリーグ(1チーム48試合)と、レギュラーリーグ5位までのチームが進出するプレーオフにより総合順位を決定する。2014-2015シーズンは2014年9月6日~2015年3月29日の予定。国内(釧路、苫小牧、八戸、日光、帯広、旭川、札幌、盛岡、郡山、横浜、西東京、名古屋、神戸、青森)のほか、各国で開催されている。

 王子イーグルスは、北海道苫小牧市に本拠地を置くチーム。1925(大正14)年に設立された同好会を起源とし、1931(昭和6)年に同好会から王子製紙アイスホッケー部となる。2008年からチーム名を変更。獲得タイトルは全日本選手権35回など、国内最多。日本製紙クレインズは、北海道釧路市に本拠地を置くチーム。1949(昭和24)年に十條製紙釧路アイスホッケー部として創部。1993年より現チーム名となる。愛称の「クレインズ(鶴)」は、釧路平原を飛ぶタンチョウヅルに由来する。

 約3年ぶりに神戸で行われた、氷上の格闘技アイスホッケーアジア最高峰の戦い。1568人の観衆が集まり熱い声援を送る中、第1ピリオドは0対0、第2ピリオドでは1対0と王子イーグルスがリードを奪う。第3ピリオドはさらに3点を挙げ、4対0で王子イーグルスの勝利となった。王子イーグルスは22勝16敗(勝ち点67)、日本製紙クレインズは22勝17敗(勝ち点63)。この日、最優秀選手に選ばれた大阪出身の荻野順二選手(王子イーグルス)には、神戸ワインの詰め合わせが贈呈された。最後に王子イーグルスのメンバーが、勝利のパフォーマンスとして妖怪ウォッチのテーマ曲「ようかい体操」を披露。会場をさらに盛り上げた。

 初めて観戦したという市内から来た女性は「関東でしか見られないと思っていたアイスホッケーのアジアリーグが神戸で観戦できるとは思わなかった。選手同士がぶつかり合う音や氷の削れる音など、間近で迫力のある試合が見ることができて興奮した。また神戸で開催してほしい」と話していた。

 前日には、アジアリーグアイスホッケー主催の「キッズキャンプ」を開催。神戸ポートアイランドジェッツジュニア・西宮ガンバックス・但馬ホワイトベアーズの3~6年生30人と王子イーグルス・日本製紙クレインズの選手が参加し、スクールを行った。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース