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神戸のコーヒー豆売り専門店で尾道のチョコレート 兵庫県初の取扱店

オランダの焙煎機「GIESEN」の前に立つ店主のBUNNこと木村大輔さん

オランダの焙煎機「GIESEN」の前に立つ店主のBUNNこと木村大輔さん

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 神戸・北野エリアの豆売り専門店「BEYOND COFFEE ROASTERS(ビヨンドコーヒーロースターズ)」(神戸市中央区中山手通2、TEL 080-2429-5903)で7月31日、広島県尾道市の向島にあるチョコレート工場「USHIO CHOCOLATL(ウシオチョコラトル)」のチョコレートの販売が始まった。

「ウシオチョコラトル」のチョコレート

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 店主のBUNNこと木村大輔さんは約2年にわたって海外諸国のコーヒー専門店を訪れ、各国のコーヒーを体験し、ワークショップ、セミナー、カッピングなどにも参加。2013年12月にオランダの焙煎(ばいせん)機「GIESEN」を導入しコーヒーの焙煎加工を始め、昨年10月5日に焙煎工場兼販売所を同所に構えた。世界各地で体験したコーヒーを基に「素材の味を生かした焙煎を心がけ、最高品質のスペシャルティコーヒー」を神戸から世界に発信したいという。

 カカオ豆の仕入れから板チョコレートの成型、販売までを手掛けている同チョコレート工場。カカオ豆は、パプアニューギニアの農園などとダイレクトトレードし仕入れており、すべてのチョコレートは砂糖とカカオのみで作られている。昨年11月1日にオープンした同工場では、「ゆかいな男3人」が「おいしい」「楽しい」を発信している。

 兵庫県初の同チョコレート取り扱いとなる同店。以前から同店が気になっていたという同工場のうち2人が神戸に訪れた際、たまたま立ち寄り木村さんと意気投合。とんとん拍子で今回の販売が決まった。

 取り扱うチョコレートは、中煎のコーヒーに合う「パプアニューギニア」、果実味とヨーグルトのような爽やかさを持つ「ホンジュラス」(以上1,150円)、少し濃い目に入れたコーヒーやウイスキーに合う「トリニダード・トバゴ」(1,050円)など6種。それぞれのパッケージデザインにもこだわる。

 木村さんは「カカオ豆から焙煎している人と出会い、刺激し合える部分が多い。おいしいことはもちろん、作っている人たちが好きでぜひ取り扱いと思った。店に置いているチョコレートの説明文は、実際に自分で食べてみてコーヒーとの食べ合わせもアドバイスできるように考えて書いた」と笑顔で話す。

 同店では7月より夏場限定の新商品、ウイスキーボトル入りのアイスコーヒー2種(各500円)も販売し話題になっており、「コーヒーが売れにくい夏場でもお客さまに楽しんでいただけるように今後もいろいろなアイデアを出していきたい」と話していた。

 営業時間は13時~19時。

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