神戸ポートアイランドの全天候対応施設「神戸どうぶつ王国」(神戸市中央区港島南町7、TEL 078-302-8899)で2月1日、動物が恵方巻きを食べる節分イベントの予行演習が行われた。
2月3日の節分の日、普段頑張っている動物たちに福が訪れるようにと恵方巻きを贈呈。中をくりぬいたニンジンやサツマイモに野菜を詰めたスタッフ手作りの恵方巻きを1本ずつ動物に渡し、今年の恵方となる南南東を向くようにも工夫するという。
この日、予行演習をしたのは、食事中は動くことが少ないリクガメ、無言でもぐもぐ食べている姿が似合うカピバラ、前脚が器用で両手で餌を持って食べることができるカンガルー。リクガメは7頭全てが同じ方角を向くように並べたが、隣の恵方巻きが気になり、違う方向を向く者もあった。カピバラは3頭が同時に食べることに成功。カンガルーは、同園の人気者・豆蔵(まめぞう)が仲間に見本を見せるようしっかりと恵方巻きを手に持って食べていた。
節分の当日は、屋内のアクアバレーでカピバラとリクガメ(13時~)、屋外のカンガルーファームでカンガルー(13時30分~)が挑戦する。観覧無料。
同園の土屋謙さんは「気まぐれな動物たちが本番にちゃんと恵方を向いて食べてくれるのか、ぜひ確かめにきていただければ」と話す。「カンガルーファームではお客さまにも芝生の中に入っていただき、近くでご覧いただこうと思っている」とも。
冬季営業時間は10時~16時30分(土曜・日曜・祝日は17時まで)。木曜定休。入園料は、大人(中学生以上)=1,500円、小学生=800円、幼児(4~5歳)=300円など。