神戸・元町にあるラトビア雑貨専門店「SUBARU(スバル)」(神戸市中央区海岸通1、TEL 078-331-1884)の店主・溝口明子さんが3月15日、初の書籍「持ち帰りたいラトビア SUBARUとめぐる雑貨と暮らしの旅」を刊行した。発行は誠文堂新光社。
公務員を経て、2009年に神戸で雑貨店を始めた溝口さん。主な仕入れ先だったラトビアに魅せられ、2013年には現地に渡り、首都リガで1年半、伝統文化や音楽を学んだ。帰国後はラトビア雑貨専門店を営む一方、ラトビア伝統音楽の演奏やラトビアに関する講演、出版物のコーディネートなど活動は多岐にわたる。ラトビア音楽ユニット「uzmanibu(ウズマニーブ)」では民族楽器クアクレを演奏。関西日本ラトビア協会理事も務める。
同書は「森の民芸市へ」「手仕事のはなし」「一期一会の雑貨」「ラトビアの楽しみ方」「旅の基礎知識」「コラム」などの章に分け、溝口さんが時間をかけて集めた雑貨の魅力とともに、作り手の温かな人柄と真摯(しんし)なこだわりに触れる工房取材内容、民芸市の掘り出しもの、ビンテージ雑貨、ラトビアの風土と雑貨との関わりなどを紹介。ラトビアめぐりのプランや旅支度情報も紹介する。仕様は単行本サイズで、239ページ、フルカラー。価格は1,728円。
今月15日には、駐日ラトビア共和国大使館(東京都渋谷区)で出版記念レセプションが開かれ、3月17日~26日=フィンランドとラトビアを中心としたの旅の広場「Matkatori(マトカトリ)」(東京都中央区)、4月16日~30日=布屋ビル別館(大分県大分市)で「持ち帰りたいラトビア」展を開催する。6月3日~8日には、フィンツアー合同企画「ラトビア雑貨の専門店SUBARUと行く ラトビア森の民芸市6日間」も行う。
溝口さんは「これまで誠文堂新光社出版のラトビア関連書籍のコーディネートをしていたが、次は雑貨メーンの書籍を作るということで執筆依頼があった。これまで関わった書籍の著者が今回は編集者となり、カメラマンも同じ方が担当。何年も同じチームで仕事をすることになり、結果として同じ思いとイメージを持って取り組むことができた」と振り返る。
営業時間は11時~18時。不定期営業(営業日は事前にホームページなどで告知)。