神戸ハーバーランドにある商業施設「カルメニ」(神戸市中央区東川崎町1)で8月15日、エルビス・プレスリー没後39年「神戸エルヴィスウィーク2016」が開催された。
プレスリー像の前に集まったファンと記念撮影する湯川れい子さん
1978年から毎年、プレスリーさんの命日となる8月16日夜は米テネシー州メンフィスにファンが集まり、ろうそくを手に墓前まで歩く「キャンドルライト・ヴィジル」を開催。2009年よりカルメニ前にエルビス・プレスリー像が設けられたことで、2011年からエルヴィスウィーク推進委員会が主催し、「ペンライト ヴィジル-ELVIS Memorial Night」を行っている。
最上階18階のビューダイニング&バー「WOOL 神戸ハーバー」では、プレスリー像神戸移設の立役者でもある作詞家で音楽評論家の湯川れい子さん(同委員会代表)による「エルヴィスメモリアルトーク&ライブ」も開催。2010年にメンフィスで開催されたコンテスト「The Ultimate Elvis Tribute Artist Contest」日本代表の龍美勇一さんのライブを皮切りに、湯川さんによるトークショーが行われた。
トークショーでは、今月10日にリリースされたプレスリーさん最後のセッションの模様を収めた完全生産限定盤2枚組みCD「ウェイ・ダウン・イン・ザ・ジャングル・ルーム」の解説や湯川さん生誕80年、音楽評論家55年、作詞家50年を記念して発売した書籍「音楽を愛して、音楽に愛されて」と2枚組みCD「湯川れい子洋楽セレクション・作詞コレクション」についての裏話などが紹介され、参加者らは興味深く耳を傾けた。
会場には、ビートルズ・バンド「THE BEATLES REAL LIVE BAND」のポール・マッカーサーさんとマイケル・ジャクソン・インパーソネーターのマイケル・ジャクトンさんがサプライズ登場し、湯川さんを祝った。
湯川さんは「プレスリー像は、世界に3体しかない貴重なもの。神戸にそんな銅像があることをもっと多くの方に知っていただき、毎年、命日にはここにたくさんの花が集まるようになってほしい」と話した。