神戸ポートタワー(神戸市中央区波止場町)近くのシティーループ駐車場で10月3日、神戸市内が舞台となるNHK連続テレビ小説「べっぴんさん」の放送開始を記念した「ラッピングバスお披露目セレモニー」が開かれ、ヒロインの坂東すみれ役を演じる芳根京子さんら出演者が参加した。
3日から神戸市内を走る「べっぴんさん」のラッピングを施した神戸市バスや神戸シティーループなどの車両をお披露目した同セレモニー。出演する芳根さんや谷村美月さん、百田夏菜子さん、土村芳さんが登場するとギャラリーから大きな拍手で迎えられた。
芳根さんは「今日やっと放送開始を迎えてワクワクするとともに緊張しているが、やっと見てもらえるとうれしい気持ちが大きい」と笑顔を見せる。「5月の撮影開始から丁寧に作ってきた作品。最後の放送まで精いっぱいすみれを演じたい」とも。
神戸の印象を聞かれた谷村さんは「神戸はほっとできる安心できる街という印象」、百田さんは「歴史がたくさん詰まっている場所だと感じた。その時代に生きていた人たちはどんな暮らしをしていたのか考え、答えを探しながらこれからも撮影に臨みたい」とそれぞれコメント。ラッピングバスを見た土村さんは「こんなに大きな自分の顔を見たのは初めて。一人でも多くの方に見ていただけたら」と笑顔を見せていた。
放送開始を盛り上げようと、会場近くのイベントスペース「Habor Studio」(同)で前日から24時間ジャズの生演奏を続ける催しも開催。当日8時からは同会場で「べっぴんさん」の初回放送に合わせパブリックビューイングを行った。ジャズ生演奏の企画に携わった坂野雅さんは「ジャズの発祥と言われる神戸らしく、放送開始に向けて必死でジャズを演奏し続けることで愛を紡いだ」と笑顔を見せていた。
3日の夜には同タワーのイルミネーションが、ヒロインの坂東すみれさんにちなんでスミレ色になる。点灯時間は日没~23時30分。
ラッピングバスの運行は来年3月31日まで。