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神戸でダウン症児親子向け療育サークル発足 情報交換や勉強会も

「神戸おやこ療育サークル」代表の竹下あきこさん(左)と副代表の寺本夢さん(右)

「神戸おやこ療育サークル」代表の竹下あきこさん(左)と副代表の寺本夢さん(右)

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 神戸市立婦人会館(神戸市中央区橘通3)で12月2日、「神戸おやこ療育サークル」による3回目の活動が行われる。

外部講師を招いてのサークル活動

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 ダウン症児の親子が気軽に集うことができ、共に学び成長することを目的とする同サークル。「神戸婦人会」協力の下、「神戸ママネット・あじさい倶楽部」の新サークルとして発足した。

 9月2日、同サークル代表の竹下あきこさんが、児童相談所「神戸市こども家庭センター」などが行っている療育指導事業に参加した際、以前から知り合いだった副代表の寺本夢さんと偶然再会。同じダウン症の子どもを持つ親として、「情報交換や専門家を招いた勉強会を行いたい」などの思いが一致して開設に至ったという。

 第1回の10月7日と、11月4日に行われた2回目の活動は、外部講師として推拿(すいな)式ベビーマッサージの南田理恵先生(ママズケア)を招き開催。市内在住の親子が参加し、交流を深めた。

 竹下さんは「神戸にダウン症のサークルはいくつかあるが、赤ちゃん向けが無く立ち上げを悩んでいるときに寺本さんと再会した。サークル名には親子で一緒に療育を行っていこうという思いを込めた。私たちは支えることはできないが、みんな一緒に成長できれば」と話す。

 寺本さんは「療育の機会が少なく、親だけでやらないといけないのが現状。誰にも相談できず育てていくのは心の負担も大きく、自分の責任で成長が遅いのではないかと悩むこともあると思う」と話す。「仲間が集まり支え合って子どもを育てていきたい。サークル活動を通じて、ダウン症のことをもっと多くの方に知っていただくことができれば」とも。

 11月24日~29日(11時~18時)には、「ダウン症児の写真を見てダウン症について知ってもらいたい」と、JR神戸駅デュオギャラリーで行われる「ママのためのワークショップ」で写真展示を行うという。

 開催時間は13時~15時。今後の活動はフェイスブックページなどで案内する。問い合わせはEメール(koberyoiku@gmail.com)まで。

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