神戸を拠点に植物由来のスポーツ・ニュートリションの企画・製造・販売を行う「ソライナ」(神戸市中央区琴ノ緒町、TEL 078-231-7800)が12月28日、設立1周年を迎えた。
昨年、同社の浜本学社長とプロダクト・イノベーターの森弘子さんが「スーパーフード」(1980年代頃にアメリカやカナダで注目され始めた栄養価が高く、健康の維持に良いとされる食品)を通じて出会い、会社を設立。「自然の力を、自らの力に」をコンセプトに「plant-based sports nutrition(植物由来に特化した、運動する人への栄養提供)」を提案し、約9カ月かけて同社のフラグシップ商品「ソライナ・プロテイン」を開発した。
森さんは、ボディフィットネス・アジア大会日本代表の経験もある同種目の現役選手。一方、浜本社長は長年業務用食品の輸入・卸売りを手掛け、趣味でトライアスロンやスタンドアップパドルなどを行っており、「スポーツと食」という接点で意気投合。これまで無かった「植物由来で、人工的なものを極力排除した国内生産の本格的プロテイン」の企画・製造・販売にこぎ着けた。
現在、スタンドアップパドルのトップレーサーで今年の香港国際SUPチャンピオンシップで優勝を果たしたケニー金子選手、「2016 アジア選手権 女子フィジーク」でクラス優勝を果たしたボディービルダーの大澤直子さんともサプライヤー契約を結んでおり、トッププロの支持者も増えているという。
9月に仙台で開催されたボディビル全国大会で初披露された商品は、人工甘味料・乳・大豆・小麦を使わず、エンドウ豆とコメ由来の2種類のたんぱく質を採用した「ソライナ・プロテイン(ダーク・チョコレート味)」(7,344円)。玄米の胚芽、種子膜層から抽出した国産の油「ライスオイル(米油)」(1,620円)や新商品の発売も控えている。トレーニングジムやパーソナルスタジオ、ヨガスタジオ、鍼灸(しんきゅう)院のほか、通販サイト「アマゾン」などで販売する。
森さんは「これまでプロテインが苦手だった方にも飲みやすいように工夫している。プロテインの新しい選択肢として注目していただければ」と話す。