神戸・元町高架下でアート展-「モトコー」テーマの「記念撮影展」も

わざと奥まで見渡せないように作られた展示スペース

わざと奥まで見渡せないように作られた展示スペース

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 元町高架下にあるアートスペース「プラネットEartH(アース)」(神戸市中央区元町高架通)で8月4日、専門学校アートカレッジ神戸(東灘区向洋町)が主催する「アートカレッジ神戸 夏 no ス・イ・カ教室展」が始まった。

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 同展はグラフィックデザイン学科が開催する「モトコーde記念撮影展」やインテリアデザイン学科が開催するショップデザイン、ペーパークラフトの展示など同校の学生が中心となって行うもの。展名の「ス・イ・カ」は、「好きに」「いろいろ」「かじってみましょう」の頭文字と夏のイメージから名付けたという。

 4日から始まった「モトコーde記念撮影展」の初日、展示された写真はわずか19点。同校グラフィックデザイン学科担任教員の明星守さんは「写真はこれから増やしていく。開催しながら、モトコー(元町高架下)を通る人や店の人、展示を見に来ていただいた方の写真を撮って展示していきたい。テーマは『モトコー』」と話す。「モトコーという場所に迷い込んで、さらにこの会場にも迷い込んでほしい」とも。

 「わざと全部は見通せないようになっている」という展示室内は、明星さん手作りのビニール製の半透明キャンバスを張り巡らせた。それには「日本には昔から障子があり、人は見えなくても気配を感じ取ることができた。ドアばかりで空間を見渡せなくなってしまった現代だからこそ、その様子を再現したかった」という思いを込めたという。キャンバスに貼るかたちで展示する写真はすべてモノクロにこだわり、教員や生徒が撮影した写真を展示していく予定。

 ほかにも小学生、中学生とその家族を対象に開催する「こどもワークショップ」も開催。「竹笛」(今月6日・7日の14時~17時)、「廃材で動物」(22日・23日の13時~18時)、「紙で動物」(29日・30日の13時~18時)をそれぞれ製作する。参加費は500円。

 開催時間は12時~19時。月曜休廊。入場無料。「モトコーde記念撮影展」は今月16日まで。18日~30日は同校生が手がけたショップデザイン、ペーパークラフトの展示を開くほか、26日17時~20時には声優学科の公開ラジオ放送を行う。

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