神戸旧居留地と東遊園地で12月3日から始まる光の祭典「神戸ルミナリエ」のテーマが10月30日、発表された。主催は神戸ルミナリエ組織委員会(神戸市中央区港島中町6)。
同イベントは阪神・淡路大震災犠牲者の鎮魂の意を込めるとともに、「都市の復興・再生への夢と希望を託す」目的で、阪神・淡路大震災の起こった1995年の12月に初めて開催された。以来、震災の記憶を語り継ぎ、都市と市民の「希望」を象徴する行事として毎年開催されているもの。今回で15回目を数える。イタリアのアートディレクター、ヴァレリオ・フェスティさんと神戸市在住の作品プロデューサー、今岡寛和さんによる「光の彫刻作品」だという。
今年のテーマは「光の抱擁」。「光の闇に放たれた無数のきらめき。まばゆい光の反射のなかに、人々が映し出され、都市の変容が始まる。優しい光の抱擁は、時を超えた過去と未来の記憶」というメッセージが込められている。
同委員会では、参加者から同イベントの継続開催を望む声が強いことから来場者に広く支えてもらう趣旨で、会場内で来場者に「1人100円」募金の協力を積極的に呼び掛ける予定。ほかにも、募金協力者の名前を新聞紙面に掲載する「1,000円募金キャンペーン」も実施。キーホルダーやピンバッジ(各500円)などの募金グッズは11月中旬より、JR新神戸駅構内や北野異人館「萌黄の館」などで先行販売する。
点灯時間は月曜~木曜=18時ごろ~21時30分、金曜=18時ごろ~22時、土曜=17時30分ごろ~22時、17時30分ごろ~21時30分。12月14日まで。