クレープ店「CAFFE CRESPELLE（カフェクレスぺッレ）」（神戸市中央区栄町通2）が乙仲通りにオープンして、1月17日で3カ月がたった。

店内で塊肉をスライスしている様子

　昨年10月17日にオープンした同店。1階と2階を合わせた店舗面積は約10坪。同じく席数は20席。店名は「クレープ」を表すイタリア語「Crespelle」から名付けた。築80年の物件をリノベーションし、店内は「ヨーロッパの田舎町のクレープ店」をイメージしたという。飲食店で20年修業を積んだという店主のかずやさんが学生の頃から描いていた「神戸でカフェをオープンしたい」という夢を実現した。

　「もしイタリアピザ風のクレープがあったら」というテーマで開発した商品は、薄力粉や強力粉などの割合を変えながら3カ月試作を重ねたという。「1枚の薄いクレープ生地からさまざまな食感が楽しめる」とかずやさん。クレープにのせる肉は季節に合わせてイタリアから塊肉を直輸入。店内のスライサーで前日に切って使う。

　4種類用意するクレープのうち3種類は食事系で1種類はスイーツ系。食事系は、ハニーフォルマッジ（900円）、プロシュット（1,100円）、今月のクレスぺッレ（1,300円～）を、スイーツ系は、季節のスイーツクレスぺッレ（1,000円）を、それぞれそろえる。

　かずやさんは「イタリアを訪れた際に高齢者が生き生きと働く姿に感動した。日本でも高齢者が活躍できる場所を作りたい。将来的にはクレープ店など高齢者のみを雇用するカフェを全国展開したい」と意気込む。

　営業時間は10時～18時。火曜・水曜定休。