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神戸・王子公園に「まるもの“あし跡”」 「珈琲店の景色」を未来に

「まるもの“あし跡”」店長の川野翼さん(左)と「萩原珈琲」代表取締役の萩原英治さん(右)

「まるもの“あし跡”」店長の川野翼さん(左)と「萩原珈琲」代表取締役の萩原英治さん(右)

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 「神戸萩原珈琲店 まるもの“あし跡”」(神戸市灘区城内町4)が5月17日、オープンした。

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 1928(昭和3)年創業の焙煎コーヒー豆販売店「萩原珈琲」(灘区城内通1)が、同エリアで約40年続く「喫茶店の景色」を未来に残していくため「まるも珈琲店」の運営を引き継いだ同店。

 椅子、コーヒー、足跡をデザインしたロゴには「老若男女問わず多様な人が通ってきた足跡をこれからもつないでいく」との思いを込めた。席数は、カウンター席11席、ソファ席2席。

 メニューは、コーヒー専門店の要素を生かしつつ、近所を散歩している人が日常に来れることをコンセプトにした物を用意する。モッツァレラチーズを使ったマルゲリータ風「ピザトースト」(1,000円)、厚切りパンにバターをたっぷり塗った「まるものトースト」(800円)の2種類のモーニングメニュー、自家製の「バスク風チーズケーキ」(600円)、「ガトーショコラ」(600円)などを用意する。

 今後は地域の子どもたちに喫茶店を身近に感じてもらうため、夕方以降に小中学生向けの自習室として活用する準備もしており、定年後の充実した生活を目指して活動する「灘おやじラボ」とも連携する。

 「萩原珈琲」社長の萩原英治さんは「この場所はこれまで40年間喫茶店があった。生まれ育った町の景色を未来に残し、喫茶店の概念に捕らわれない、子どもが来て勉強してもいい場所をつくりたい」と意気込む。店長の川野翼さんは「人と話すのが好きという強みを生かして、地域のコミュニティーになるような場所にしていきたい」と話す。

 営業時間は8時~18時。日曜定休。

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